8月18日、ACLラウンド16で神戸と横浜FMが激突

　ヴィッセル神戸の吉田孝行監督は8月17日、翌日に行われるAFCチャンピオンズリーグ（ACL）ラウンド16、横浜F・マリノス戦の前日記者会見に出席すると、主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタについて「昨日から合流していて、怪我については問題ない」と語っている。

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　イニエスタは今月13日の北海道コンサドーレ札幌戦を欠場しており状態が危ぶまれた。冒頭15分が公開された前日練習に姿は見せていたが、負傷が懸念されたFW大迫勇也とFW武藤嘉紀も含め「もちろん3人とも万全かと言われれば多少の痛みなどはあるかもしれないが、大迫と武藤はリーグ戦でもプレーしている。イニエスタも昨日から合流していて、怪我については問題ない。イニエスタがいる時といない時で多少サッカーは変わる。それは彼だけでなく、選手の特徴によって変わる部分は出てくると思う」と話した。

　J1では残留争いに巻き込まれているなか、リーグ首位の横浜FMと日本勢対決という状況になった。それでも選手から会見に出席したDF大﨑玲央は「ACLなのでリーグ戦の順位は全く関係ない。（横浜FMは）もちろんクオリティーがあってボールを持つのは上手いけど、自分たちも同じくらいのクオリティーはあると思う。守りに入りすぎず、守備でも攻撃でも攻撃的な姿勢を見せていければいい」と試合を見据えた。

　コンディション調整をしてきた3人だけでなく、DF酒井高徳やMF山口蛍、オランダなど海外で長くプレーして今夏に加入したMF小林祐希、浦和レッズでACL優勝経験のあるDF槙野智章ら日本代表経験者がずらりと並ぶメンバーだけに、大舞台の経験値という点ではACL出場チームの中でもトップクラスだ。

　とはいえ、そのタレント軍団の中核にイニエスタが入るか否かはチームを大きく左右する。明日のスターティングメンバーにスペインの至宝が名を連ねることができるのか注目されそうだ。