マンUはC・ロナウド放出を容認にシフトか パートナーの希望はスペイン復帰と英紙指摘

ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

ユナイテッドがアトレティコに対し、モラタ、グリーズマンとの交換を要求か

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、今夏の移籍市場で移籍を希望しているとされてきた。これまで1年+1年の契約延長オプションを保有するユナイテッドはロナウド残留の方針を打ち出してきたが、ここに来て放出を容認する可能性が高まっているようだ。そうしたなか、英紙「デイリー・エクスプレス」は、ロナウドのパートナーであるジョージナ・ロドリゲスさんの希望がスペイン復帰であることを報じている。

 ロナウドはタイとオーストラリアで行われたユナイテッドのプレシーズンマッチを「家族の事情」により欠席し、その後もチームへの合流をほかの選手たちよりも遅らせていた。その後、ユナイテッドが昨シーズンの成績によってUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃していること、さらにクラブの補強が進まないことから、退団を要求したとされている。

 これまで重要な得点源として、昨季チーム最多24得点を挙げたロナウドの残留を目指していたユナイテッドだったが、開幕戦のブライトン戦(1-2)に続き、第2節のブレントフォード戦(0-4)も連敗し、チームは最下位に沈んだ。一部には、ロナウドはチーム内で孤立し、食事も1人で採っているなどと報じられている。チームにネガティブな影響が出ていることにより、クラブはロナウドの放出に向けて舵を切った可能性があるようだ。

 現在、ロナウドの移籍先候補とされているクラブの1つが、スペイン1部アトレティコ・マドリードだ。ロナウドのパートナーであるジョージナ・ロドリゲスさんは、家族のためにもスペインへ戻りたい希望を持っているという。実現すれば、CL出場を望むロナウドの希望も叶うこととなる。

 また、英紙「ザ・サン」によれば、ユナイテッドがアトレティコに対して、ロナウドとの交換でスペイン代表FWアルバロ・モラタか、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの獲得を希望したという。8月15日のリーガ・エスパニョーラ開幕戦のヘタフェ戦(3-0)で2ゴールを挙げる活躍を見せたモラタは、試合後に残留の意思を口にし、ディエゴ・シメオネ監督もスペイン人FWをとどめたい意向を示していた。

 一方、ヘタフェ戦で1ゴールを挙げたグリーズマンには、彼の古巣であり、今季から日本代表MF久保建英も所属するレアル・ソシエダも関心を示しているようだ。

 アトレティコでは先月、ロナウドの獲得にクラブが動いていると報じられると、一部のファンは反対の横断幕を掲げ、同じ町のライバルクラブであるレアル・マドリードの歴代最多得点者を歓迎しない意思を示していた。

 高額な年俸問題も含め、まだ解決すべき問題はあるが、果たしてロナウドはアトレティコに加入し、再びスペインを舞台にプレーすることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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