ブライトンMFグロス、三笘の鋭いドリブル突破に感嘆「出場して本当に良かった」

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間8月13日のプレミアリーグ第2節ニューカッスル戦（0-0）で途中出場し、プレミアリーグデビューを飾ったなか、鋭いドリブル突破に、同僚も感嘆の声を上げている。ドイツ人MFパスカル・グロスは地元メディアで「毎日見ているクオリティーを見せてくれた」と賛辞を送った。

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　プレミア初挑戦の三笘は、2-1で勝利したマンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦に続いて、ニューカッスル戦で2試合連続ベンチ入り。するとスコアレスで迎えた後半30分、MFソロモン・マーチとの交代でピッチに登場し、待望のプレミアリーグデビューを果たした。

　左サイドに入った三笘は、緩急自在のドリブルで魅せる。後半36分、左サイドで高く浮いたボールを胸トラップ。そのままボールを宙に浮かせてイングランド代表DFキーラン・トリッピアーを手玉に取るシーンを見せたほか、終盤には鋭いドリブル突破でエリア内左へ侵入し、グロスのシュートチャンスへつなげた。

　わずか15分のプレータイムだったものの、インパクトを放った三笘。そんな25歳の日本人アタッカーの能力に、チームメイトも舌を巻いたようだ。英ブライトンの地元メディア「The Argus」はドイツ人MFグロスのインタビュー記事を掲載。記事では「グロスは三笘のパフォーマンスに驚きを隠せなかった。The Argus紙に次のように語っている」と綴られ、グロスの“三笘評”が紹介された。

「彼はスピードがあり、1対1の勝負に強い選手だ。速いし、1対1のプレーもうまい。出場したことで、私が話していたことが明らかになった。誰が出てもいいように、同じレベルで練習し、お互いを刺激し合っている。出場して本当に良かった。毎日見ている彼のクオリティーを見せてくれたよ」

　ニューカッスル戦の終盤、エリア内を突破した三笘から絶好機のお膳立てを受けたものの、チャンスをモノにできなかったグロス。ドリブルで敵を翻弄し次々とかわしていく三笘の姿は、ひと際輝いて見えていたようだ。