バロンドール落選メッシ、“推し”の受賞候補プレーヤー告白 「疑いの余地はない」
本命視されているレアルのエースFWカリム・ベンゼマの受賞を予想
フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」は、8月12日に2022年のバロンドールの候補者30人を発表した。昨年の受賞者であり、史上最多7度の受賞を果たしているパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、この30人の候補者に入らなかった。メッシの選外は2005年以来のこととなるが、スペイン1部バルセロナ出身のメッシが、今年の受賞候補に推したのは、古巣の最大のライバルであるレアル・マドリードのエースだった。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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メッシに加え、ブラジル代表で10番をつけるPSGのFWネイマールも30名の候補者から外れた一方で、バイエルン・ミュンヘンからバルセロナへ移籍したポーランド代表FWロベルト・レベンドフスキ、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドといった常連選手がノミネートされた。また、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンはアジア人で唯一、30人のリストに名を連ねている。
そうしたなか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とリーガ・エスパニョーラで2冠を獲得したレアルからは、エースのフランス代表FWカリム・ベンゼマを含め6選手がノミネート。今年の受賞者は、ベンゼマが本命視されているが、メッシも異論はないようだ。
メッシは「疑いの余地はないと思うよ。ベンゼマは明らかに素晴らしい1年を過ごしたからね。CL優勝という結果を得たし、ラウンド16以降のすべての試合で決定的な存在だった。今年の受賞に関しては、疑いはないと思うよ」と、レアルの9番の受賞を推した。
昨年、メッシが受賞した際には、2位に終わった現バルセロナの9番であるレバンドフスキが不満を口にしていたが、そのことについては「誰もが言いたいことを言えばいいし、彼も彼自身の考えを言いたいように言えばいい。正直なところ、僕は彼が何を言ったか分かっていないし、同時に重要だとも思わなかった。それだけだよ。彼は何を言ってもいいし、そのことに僕は興味ない」と、コメントした。
メッシは、新型コロナウイルスの影響により、表彰がなくなった2020年はレバンドフスキが受賞するべきだったと発言していた。そのことが誤解を生んだ可能性を指摘されると、「その時に言った言葉は、自分の本心だったし、そう感じていたから言ったんだ。バロンドールに値したと言ったのは、1年前の彼はベストだったからだ。僕が受賞した年、僕はベストではなかったかもしれない。それも僕は言っている。でも、彼が受け取りたいように、受け取ればいいさ」と、レバンドフスキの考えは意に介していない様子だった。
PSG加入1年目で、なかなか本来の輝きを見せることができなかったメッシだが、2023年は再びバロンドールの受賞候補者に戻れるか、今シーズンのパフォーマンスに期待が懸かる。
(FOOTBALL ZONE編集部)