「馬鹿げている」 チェルシー×トッテナム“不可解ジャッジ”の波紋拡大…“髪引っ張られ”転倒→ノーファウルが物議
ククレジャがエリア内でロメロに髪を引っ張られ転倒も、主審はノーファウルとジャッジ
プレミアリーグ第2節のチェルシー対トッテナムの一戦で、アンソニー・テイラー主審が下したジャッジが物議を醸している。チェルシーDFマルク・ククレジャが髪の毛を引っ張られて倒されたにもかかわらず主審がノーファウルとしたジャッジに、英国内のファンからは憤りの声が多く寄せられているようだ。
両チームが点を取り合い、2-2のドローに終わったこの一戦では、試合後にチェルシー監督のトーマス・トゥヘル、トッテナム監督のアントニオ・コンテの2人がピッチ上で衝突する事態が話題となった一方、主審の判定が物議を醸した。とりわけ波紋を広げたのが、トッテナムが2-2に追い付く同点ゴールを奪う直前のジャッジだった。
後半アディショナルタイム5分に迎えたトッテナムのCK場面で、ゴール前での競り合いのなかでトッテナムDFクリスティアン・ロメロがククレジャの髪の毛を引っ張って倒すラフプレーが発生。テイラー主審の目の前で起こったにもかかわらずファウル判定とはならず、その直後のCKからトッテナムの同点ゴールが生まれていた。
英紙「ザ・サン」は、このジャッジがファンの怒りを呼んだと指摘。「ロメロがククレジャを深く掴んだ時、アンソニー・テイラー主審がわずか数メートルの距離でしっかりと見ていた映像が流れると、サポーターの怒りは急上昇した」と綴り、SNS上に寄せられた反応を紹介。「サッカー場でいつ髪の毛を引っ張れるんだ? 馬鹿げている」「髪を引っ張られるのは退場だ」といった声が上がったことを報じた。
この試合では、トッテナムの1点目の際にも疑惑の判定が発生。MFピエール・エミール・ホイビュアのシュートの場面で、オフサイドポジションにいたFWリシャルリソンがGKの視界を遮っているようにも見えたがゴールは認められ、チェルシー側にとってはどちらも腑に落ちないジャッジとなった。