ソシエダ久保の起用へ不安なし? 指揮官が“適応力”を称賛「どうするべきか理解してくれている」
カディス戦で決勝ゴールの活躍、アルグアシル監督が久保の能力に言及
今夏、スペイン1部レアル・マドリードからレアル・ソシエダに加入した日本代表MF久保建英は、8月14日に行われたカディスとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦で、この試合唯一のゴールを挙げて、チームの開幕戦勝利に貢献した。試合後、イマノル・アルグアシル監督は、久保の適応能力を称賛している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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4-4-2の2トップの一角で出場した久保は、序盤からパスを呼び込み、味方との連係からチャンスを作り出した。前半24分には、MFミケル・メリノからの浮き球のパスを、ゴール前中央で受けると、左足でトラップ。浮いたボールを右足でシュートし、ゴールネットを揺らした。
後半33分にベンチに退くまで、好プレーを見せ続けた久保だが、指揮官が評価したのは、普段の取り組みだった。
「私が最も喜んでいるのは、彼の取り組みと、初日から見せている熱意だ。彼が私のことを知っていたのか、誰かが伝えていたのかは分からないが、まるで彼は3年間、ここで過ごしていたかのようだよ」と、日々の練習から久保が指揮官の期待に応えていることを明かした。
また、この日は2トップの一角で起用されたが、今後は日本代表でも務めているサイドでプレーする可能性もあるようだ。
「彼は素晴らしい選手であり、大きな才能を秘めている。質も高く、周囲には素晴らしい選手たちがいる。中央、サイド、どこでプレーさせるにしても、気に入っている。それによるメリットは、私たちは相手がどう出てくるかによって、質の高さを保ち、戦い方を変えられることだ。チームは何をするべきか、どうするべきか、たくさんのことを理解してくれている」と、戦術に幅を持たせてくれる存在であることも認めている。
次節は、ホームにバルセロナを迎えるレアル・ソシエダ。久保がどのポジションで出場するかも注目だ。