「これはマフィアのやり方」 オランダ代表OBが“デ・ヨング問題”でバルサを痛烈批判「罰を受けるべき」
元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏がバルサの財政問題を非難
バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングをめぐる問題が泥沼化の様相を定位しているなか、レアル・マドリードなどでプレーした元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏はデ・ヨングの扱いについてバルセロナを非難している。
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2019年の冬の移籍市場でアヤックスからバルセロナへやってきたデ・ヨング。本人も残留を望み、シャビ・エルナンデス監督も重要な戦力として認めているが、クラブが抱える財政難の影響から今夏に放出されるとの噂が過熱。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどが獲得に乗り出しているとされ、去就が注目を集めている。
これまでの報道によれば、バルセロナはコロナ禍で支払いが延期されている給料があるにもかかわらず、デ・ヨングに大幅な減給を迫り、それを受け入れるか退団かの二択を迫っているという。英国メディアによれば、未払いの給料は1700万ポンド(約27億円)にも及ぶ。また、クラブはジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長時代の2020年に更新されたデ・ヨングらの契約に犯罪行為が含まれる可能性があるとして、法的措置を検討しているとも伝えられていた。
そうしたなかで、バルセロナのデ・ヨングの扱いに苦言を呈しているのが元オランダ代表MFファン・デル・ファールト氏だ。同氏はオランダのスポーツチャンネル「Ziggo Sport」で「こんなふうに人を扱ってはいけない」と語ったという。
「フレンキーが稼ぎすぎている? そんなことはない。まず契約書にサインをしてそれが守られるか、より良い条件でチームを去るのかのどちらかだ。しかし、(デ・ヨングのケースは)そのいずれでもない。これはマフィアのやり方だ。彼らは罰を受けるべきだ」
現役時代にはバルセロナの宿敵レアル・マドリードでもプレーしたファン・デル・ファールト氏。今回の一見でバルセロナの評判は落ちたとも語っている。
「バルサの名前はとても悪い印象を与えた。素晴らしいクラブだし、誰もがそこでプレーしたいと思っている。しかし、今回のことで別の方法で判断しなければいけなくなった。私にとって、彼らのためプレーするのは不名誉なことだ」
泥沼化しつつあるデ・ヨングの去就問題。果たしてどのような決着を迎えるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)