久保建英は「もう子供ではない」 ソシエダで初戦躍動…鮮烈ボレー弾マークで現地記者が大絶賛「ビッグシーズンになる」
カタールW杯イヤーの新シーズンは好スタートを切った
レアル・マドリードからのローン生活に終止符を打ち、レアル・ソシエダに加入した日本代表MF久保建英にとって「ビッグシーズン」になりそうだ。21歳のレフティーは現地時間8月14日、カディスとのラ・リーガ開幕戦(1-0)に先発出場し、決勝ゴールをマークする鮮烈な新天地デビューを果たした。
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中盤にMFダビド・シルバやMFブライス・メンデスといったチャンスメーカーが揃うレアル・ソシエダで、これまでの右サイドやトップ下ではなく、2トップの一角としてプレーする新たな役割を与えられた久保。するとその采配に応え、前半24分で結果を残す。FWアレクサンダー・イサクが敵陣でボールを奪うと、ボールを引き取ったMFミケル・メリーノが前線へ浮き玉の縦パスを供給。最終ラインのギャップをついて抜け出した久保はワントラップから右足でシュートを放ち、ネットを揺らした。
デビューに自ら花を添える久保のゴールはそのまま決勝点となり、レアル・ソシエダは1-0で勝利を収めた。直近3シーズンはレアル・マドリードからローン移籍でクラブを転々とした久保だが、今夏は决意の完全移籍。カタール・ワールドカップを控える勝負のシーズンに最高のスタートを切った。
「LaLigaTV」でコメンテーターを務め、「BBC」などにも寄稿する記者のアンディ・ウェスト氏は久保の開幕戦での活躍に感銘を受けた様子で、自身のツイッターで次のようにコメントしている。
「タケ・クボにとってビッグシーズンになるだろう。彼はもう子供ではないので、もっとコンスタントに才能を発揮していく必要がある。そして24分で昨シーズンの得点数に並んだ。グッド・スタートだ!」
マジョルカでプレーした昨季はラ・リーガ27試合で1得点1アシストに終わっていた久保。レアル・ソシエダでは鮮烈デビューの勢いそのままに、過去最高のシーズンを過ごすことができるだろうか。