“決勝弾デビュー”のソシエダ久保建英、“最高3つ星評価”で現地メディア絶賛 「これ以上のデビューはない」

移籍後初ゴールを決めたMF久保建英【写真:Getty Images】
移籍後初ゴールを決めたMF久保建英【写真:Getty Images】

新天地移籍後のリーガ初出場、カディス戦で決勝ゴールマーク

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は8月14日(現地時間)、カディスとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦でスタメン出場。前半24分に右足ボレー弾で決勝点をマークする殊勲の活躍を受けて、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」の試合後の採点では最高評価(3つ星)が与えられ、「これ以上のデビューはない」と賛辞を送っている。

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 4-4-2システムを採用したこの日のソシエダにおいて、久保は前線2トップの一角で出場。立ち上がりから積極的にパスを呼び込み、味方との連係から相手ゴール前へ迫るシーンをたびたび見せると前半24分、MFミケル・メリノからの縦パスをゴール前中央で受け、左足でワントラップ後、右足で絶妙なボレーシュートを叩き込んだ。

 新天地で早速結果を残して見せた久保は、その後も積極的にボールへ関与。後半21分には、右サイドを駆け上がり味方からパスを引き出すと、中央へクロス。この流れからMFダビド・シルバの決定的なシュートへつなげるなど、同33分にピッチを退くまで存在感を示した。

 攻撃面だけでなく守備にも奔走し、なおかつ、チームを開幕戦勝利に導く決勝ゴールもマークした久保。カディス戦でヒーローとなったパフォーマンスを受け、「ムンド・デポルティーボ」紙が試合後の公開した採点では、メリノとともにチーム最高となる3つ星評価が与えられ、「クボはサン・セバスチャン・チームのシャツでデビューし、センセーショナルなボレーシュートで試合の幕を開け、これ以上のデビューはないだろう」と称えられた。

 ソシエダでの飛躍を期し、レアル・マドリードから完全移籍を決断して臨んだ今シーズンは、最高のスタートとなった久保。次節はホームで強豪バルセロナとの一戦(21日)を迎えるなか、下部組織時代を過ごした“古巣”相手にどのようなパフォーマンスを見せられるか、注目が集まる。

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