「安全ではない」 英2部リーグ、ピッチ劣悪→試合延期の“珍事”発生「困難な状況」とクラブ幹部嘆き

コベントリーの本拠地コベントリー・ビルディング・ソサエティ・アリーナ【写真:Getty Images】
コベントリーの本拠地コベントリー・ビルディング・ソサエティ・アリーナ【写真:Getty Images】

コベントリー・シティ本拠地のピッチ不良で、リーグ戦開催不可に

 EFLチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ相当)のコベントリー・シティが、本拠地のピッチコンディション不良を理由に、試合延期を余儀なくされるという珍事が話題に。クラブ幹部は「信じられないほど困難な状況だ」と嘆いている。

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 コベントリーの本拠地コベントリー・ビルディング・ソサエティ・アリーナの芝生は、英国での熱波、さらにはラグビーやコンサートでの使用により大きなダメージを受けており、EFLが指定した国際機関が調査を実施。その結果、「ピッチは安全ではなく、プレーもできない」と判断され、8月17日に開催予定だったリーグ第4節のウィガン戦は延期を余儀なくされた。

 ピッチコンディション不良を理由とした試合の延期は極めて異例で、珍事となったこの一件を、英紙「ザ・サン」はクラブ幹部のコメントを交えて紹介。チーフ・エグゼクティブであるデイブ・ボディ氏によると、ピッチの劣化はクラブの投資不足によるものだという。

 ボディ氏は「このことは、グラウンドスタッフの責任ではありません。ピッチへの投資の約束は公にされたものでしたが、実現しなかった」と主張。今月7日に予定されていたロザラム・ユナイテッド戦も同様の理由で延期されており、「この混乱で苦しんでいるのはサポーターであり、選手やスタッフでもある。フットボールクラブにとって、信じられないほど困難な状況だ」と、一刻も早くこの状況が解決されることを切望していた。

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