今季の久保建英は一味違う 恩師が明かす新たな“肉体改造”、キレを増すための強化ポイントは?
カディス戦のゴールシーンで成果が表れる「動作の連動がしっかりとできている」
木場氏は特製の三角形のファンクショナルクッションを活用した最新メニューを指導。課題解決に向けた「キツめのレシピ」を動画などで愛弟子に伝授した。スペインに戻り、レアル・ソシエダに新天地を求めた久保だが、フィジカルの仕上がり具合には「いい感じです」とメッセージで伝えていたという。
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そして、カディスとの開幕戦の鮮やかな抜け出しから、右足でのゴールシーンでも早くも進化の一端は見えたという。「画面越しでも、抜け出す場面などプレーで動き出しのスピード、キレという部分は見て取れました。ボレーシュートの場面もジャンプと体幹部分のひねる動作の連動がしっかりとできています。成果は出ましたね」と恩師は目を細めた。
「ストイックさと向上心は不変ですね。以前のタケフサと変わりません。今年は確実に進化しますと本人も言っています。お尻は一朝一夕に仕上がるものではありませんが、3か月後にはプレーの部分でもっと、しっくりくると伝えています。W杯は11月ですから、そこには最高のコンディションに仕上がると確信しています。新天地で本領発揮してもらいたい」
新天地ソシエダで戦う愛弟子に恩師はエールを送っていた。
[プロフィール]
木場克己(こば・かつみ)/KOBA式体幹バランストレーニング協会代表。都内でトレーニングジム「COREトレSTUDIO」運営。鍼灸師、柔道整復師。FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)を経て独立。久保建英、中井卓大らの専属トレーナー。