セビージャ敏腕SDは清武獲得の成功を確信 「キヨの“フットボール言語”は疑いようがない」

清武獲得時の問題は「日本人であること」

 周囲を驚かせたナスリ獲得については、モンチSDは「彼は(オファーを受けた)60チームの中でセビージャを選んでくれた。このクラブはすべてのプレーヤーにとって野心を感じるクラブなのだ」と自画自賛しつつ、清武についてこう答えた。

「我々がキヨタケに賭けることを決めた時、問題は日本人であることだとずっと言っていた。なぜならば言語の壁があるからね。しかし、彼は最初からチームに上手く溶け込んだ。彼は良いプレーを見せ、その“フットボール言語”は疑いようのないものだった。その順応性は多くの新加入選手が直面する問題を解消している。最終的には、選手間で良いプレー感覚を共有しないといけないからね」

 清武はUEFAスーパーカップのレアル・マドリード戦、バルセロナとのスペインスーパーカップ第1戦にフル出場した。そこでの安定したパフォーマンスを買われ、リーガ第1節のエスパニョールも先発。1ゴール・1アシストの活躍ぶりで、周囲との連動性も上々だ。

 クラブ内で認められつつある清武は、好スタートを切ったセビージャ、そしてロシア・ワールドカップ最終予選で苦しい黒星スタートとなった日本代表の両方で、自身の存在感を高めていけるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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