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ハリルホジッチ監督、3度目のW杯直前“解任”へ まるで「呪いのよう」…連盟会長と対立を仏紙報道「同じ不幸を経験」
後任はモロッコ1部ウィダード・カサブランカのワリド・レグラギ監督が有力視
かつて日本代表を率いた現モロッコ代表のバヒド・ハリルホジッチ監督がカタール・ワールドカップ(W杯)を前に解任されることになるようだ。仏紙「レキップ」はモロッコサッカー連盟と退任に向けた交渉中だと報じた。
2015年から18年まで日本代表を指揮したハリルホジッチ監督。W杯アジア予選を勝ち抜き、サムライブルーをロシアW杯出場へと導いたが、本大会直前に解任されて本大会で指揮を執ることはできなかった。
その後、フランスのナントを経て、19年にモロッコ代表の監督に就任。今年3月の最終予選でコンゴ民主共和国を下し、カタールW杯出場を決めていた。同監督はこれでコートジボワール、アルジェリア、日本に続き、異なる4か国で4大会連続のW杯出場権を獲得した。
しかし、ハリルホジッチ監督は一部主力選手をチームから追放したことなどを理由にモロッコサッカー連盟との対立が伝えられ、解任騒動が過熱していた。そしてレキップ紙は11日付で連盟とハリルホジッチ監督サイドが退任に向けて交渉中だと報じた。
記事によれば、同連盟のファウジ・レキア会長との対立が退任の決定的な理由だとしている。会長はハリルホジッチ監督が追放したチェルシーFWハキム・シイェシュの代表復帰をファンに約束したという。そして、すでに後任はモロッコ1部ウィダード・カサブランカのワリド・レグラギ監督が有力視されているという。
W杯予選を勝ち抜き、本大会前に解任されるのはハリルホジッチ監督にとって2010年のコートジボワールと18年の日本に続いて3度目となる。レキップ紙はこれを「呪いのようだ」と表現し、「モロッコ代表でも同じ不幸を経験しようとしている」と報じた。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の名将はまたしても志半ばで代表チームに去ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)