バルサ、ゼロ円で加入のケシエ&クリステンセンが開幕前に退団? リーグ登録認められず「再び移籍金なしで他クラブへ」
レバンドフスキ、ハフィーニャ、クンデに契約更新2選手の登録も認められず
スペイン1部バルセロナは、前所属クラブとの契約が満了していたコートジボワール代表MFフランク・ケシエとデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンを移籍金なしで獲得していた。しかし、2022-23シーズン開幕を目前に控え、両選手はリーグへの登録が認められておらず、再び移籍金ゼロでクラブを離れる可能性があるようだ。米スポーツ放送局「ESPN」が報じている。
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ケシエはイタリア1部ACミランと、クリステンセンはイングランド1部チェルシーと、それぞれ昨シーズン限りで契約が満了。新天地にバルセロナを選択した。
昨夏は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団に揺れたバルサだが、今夏の移籍市場では、フリー移籍で加入した2選手に加え、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、ブラジル代表FWハフィーニャ、フランス代表DFジュール・クンデらを獲得した。しかし、新シーズンの開幕が8月12日に迫っているなか、バルサは経済的な問題が解決していないと判断され、新加入選手たちの登録が認められていない。
記事では、「リーガ・エスパニョーラの開幕戦までに登録が完了しなければ、ケシエとクリステンセンは、再び移籍金なしで他クラブへ移れる」と報じている。一方、移籍金が発生して新たに加入したレバンドフスキ、ハフィーニャ、クンデらは、他クラブを探せない。さらにバルサと契約延長をしたスペイン代表MFセルジ・ロベルトとフランス代表FWウスマン・デンベレも、現時点では登録が完了できていない状況だという。
今夏、バルサは今後25年のテレビ放映権の一部やバルサ・スタジオの株式の24.5%を売却するなどして資金を集めたものの、新加入選手全員を迎え入れるためには十分ではないと判断された。現在、クラブはバルサ・スタジオの株式を、さらに売却するほか、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツやスペイン代表DFジェラール・ピケらの給料を減額することで、対応をしようとしているようだ。
昨夏に続いて混乱が続いているバルサだが、ケシエとクリステンセンがカタルーニャの名門のユニフォームを着てプレーする姿を見ることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)