浦和が2戦合計4-1で名古屋撃破 ルヴァン杯準決勝進出、2年連続でC大阪と対戦
第2戦は3-0で勝利して準決勝へ
浦和レッズは8月10日のルヴァンカップ準々決勝第2戦、名古屋グランパス戦にホームで3-0の勝利を収め、2戦合計スコア4-1で準決勝進出を決めた。
浦和は7月30日のJ1リーグ戦第23節川崎フロンターレ戦(3-1)で負傷した日本代表DF酒井宏樹と、8月3日の第1戦で負傷したDFアレクサンダー・ショルツがスタメンに復帰。FWキャスパー・ユンカーをベンチの切り札に置いた。一方の名古屋は、FW永井謙佑とFWマテウス・カストロの個人技に優れる前線を3バックで支える形を取った。
この試合は「声出し応援の段階的導入運営検証試合」とされ、両チームのサポーターがゴール裏から声援を送った。立ち上がりは両者ともに落ち着かないプレーが目についたが前半31分、浦和は左サイドを突破するとFW松尾佑介の右足クロスをMF伊藤敦樹が打点の高いヘディングで叩いて先制点を奪った。
さらに浦和は前半41分、コーナーキックのチャンスにMF岩尾憲がゴール前に飛び込む味方と逆になるマイナス方向のボールを上げると、伊藤が左足ボレーで叩き込むファインゴール。浦和が2-0とリードを広げてハーフタイムを迎えた。
勝ち抜けに2ゴールが必要になった名古屋はハーフタイムに3枚替えを行ってより運動量とボール際の強さを出せる選手を入れたものの、マイボールの組み立てに苦しんでなかなか浦和ゴール方向へと迫ることができなくなった。浦和もゴール前で得たチャンスを決めきれずにダメ押しゴールが遠い展開になり、そのまま時間が流れた。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督は負傷明けの酒井やイエローカードを受けた伊藤をベンチに下げながら時間を使うと後半40分、途中出場のFW江坂任がドリブル突破からゴールを奪い3-0と完勝して勝ち上がり。アウェーゴール差で上回り川崎を破ったセレッソ大阪と2年連続で同じカードの準決勝を戦うことが決まった。