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マンC指揮官はマンチェスター・ダービー勝利も不満顔 「得点後に試合は終わったものだと思っていた」
マンCがダービー4連勝
◇プレミアリーグ第10節マンチェスター・シティ1-0マンチェスター・ユナイテッド(11月2日=エティハド・スタジアム)
マンチェスター・シティ(マンC)は2日、ホームでマンチェスター・ユナイテッド(マンU)と対戦し、1-0で勝利を収めた。
マンCは“マンチェスター・ダービー”で、1トップのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの後方にモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチを置いた4-4-1-1システムで臨んだ。序盤からマンUを圧倒し、試合を優位に展開した。だが、マヌエル・ペジェグリーニ監督は、ため息交じりにこう振り返った。
「得点を決める前にも明確なチャンスがあったと思う。特に前半には2つ、とてもとても明確な決定機があった」
マンC攻撃陣の前には、マンUのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが立ちはだかった。前半20、21分と、アグエロがゴールに迫るも、一対一のチャンスでデ・ヘアに阻まれてしまう。
重苦しい雰囲気が漂う中、前半39分に相手DFクリス・スモーリングが2度目の警告によって退場。数的有利となって迎えた後半18分、ついにデ・ヘアの牙城を崩すことに成功する。フランス代表DFガエル・クリシーの左からのグラウンダーのクロスをアグエロがダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。
後半25、31分とマンUに反撃を許すも、イングランド代表GKジョー・ハートが安定したセービングを披露し、マンCが逃げ切った。
マンチェスター・ダービー4連勝を飾ったマンCのペジェグリーニ監督だったが、試合後のその声は弾まなかった。
「3ポイント取れて非常にうれしい。ダービーはダービー。絶対に勝たなければいけないし、われわれは、それを実行できた。ゴールを決めるまでいいプレーをしていた。試合は実際に終わっていなかったが、選手はその後、試合は終わったものと考えながらプレーをしていたのかもしれない」
公式戦4試合ぶりの勝利を収めたマンCであったが、数的有利な状況を生かせず、攻め手に欠ける場面も散見した。負傷離脱中のスペイン代表MFダビド・シルバの不在を痛感させられる試合内容となってしまった。首位を走る今季無敗のチェルシーとの勝ち点は6と変わらず、次節アウェーでQPR戦を迎える。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images