「理解できない」 マンU補強策に疑問符、33歳ストライカー獲得の動きに英識者「狂気の沙汰だ」

ユナイテッドがFWアルナウトビッチに興味【写真:Getty Images】
ユナイテッドがFWアルナウトビッチに興味【写真:Getty Images】

ボローニャFWアルナウトビッチ獲得の噂が浮上、英識者から厳しい言葉が続々

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドが前線の補強としてイタリア1部ボローニャのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ獲得の噂が浮上したが、この動きが現地解説者たちから不評を買っている。

 プレミアリーグ開幕戦でブライトンに1-2と敗れ、厳しい目を向けられているユナイテッド。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに退団の噂があるなかで、補強も思うようには進んでいない。

 そうしたなかで浮上したのが33歳のアルナウトビッチの存在だ。ストークやウェストハムなどプレミアリーグでのプレー経験があり同選手の獲得に向けて750万ユーロ(約11億円)のオファーはボローニャに一蹴されたようだが、“赤い悪魔”は得点源として狙いを定めているようだ。

 しかし、英公共放送「BBC」の解説陣はこのユナイテッドの動きを酷評している。元イングランド代表FWクリス・サットン氏は「アルナウトビッチとの契約を考えるなんて狂気の沙汰だ。悪い冗談かと思った。馬鹿げている」と厳しい言葉を並べた。

「サポーターの目から見て本当に間違った動きだ。ユナイテッドが獲得すべき選手はほかにいくらでもいる、理解できない。評判はガタ落ちだろう。もしアルナウトビッチが来たら、テン・ハフに大きなプレッシャーがかかるだろう」

 元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏はアルナウトビッチが悪い補強ではないとしつつも、バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デヨングなど今夏のメインターゲットの獲得も実現していない段階で獲得に動くことに疑問符を投げかけている。

「アルナウトビッチはナンバーワン(デヨング)を獲ったあとで獲得すべき選手だ。彼はいい選手だが、今発表されるべきではない。裏口から滑り込めば、『彼はいい補強だ』と思われるだろう。自暴自棄で、計画性のない補強に見える。でも、今はマンチェスター・ユナイテッドに行きたがる選手がいないけどね」

 開幕戦の低調なパフォーマンスに続き、その後の強化策までも槍玉に挙げられる格好となったユナイテッド。残りおよそ3週間となった移籍市場で成果を上げることはできるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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