家長昭博のハードタックル「明らかにファウル」 元レフェリー家本氏が断言…主審の“好判断”も深掘り解説

元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本氏【写真:FOOTBALL ZONE】
元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本氏【写真:FOOTBALL ZONE】

家本政明氏、川崎×横浜FM戦でオンライン同時視聴イベントを開催

 スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Jリーグ ジャッジリプレイ」でも活躍する元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏が、8月7日のJ1リーグ第24節の川崎フロンターレ対横浜F・マリノス戦で「家本政明LABO」というオンライン同時視聴イベントを開催。前半13分、川崎FW家長昭博の激しいタックルに「明らかにファウル」と断言しつつ、レフェリー目線で激しいコンタクトシーンを解説している。

 両チームが序盤から激しい攻防を繰り広げるなか、横浜FMの右サイドでDF永戸勝也がボールを保持し、川崎FW家長が前線から寄せて球際でタックル。足ごとボールを蹴る形となり、永戸はピッチに倒れた。

「家本政明LABO」でライブ配信している家本氏は、「今のはファウルでしょうね。ボールを蹴る時にうしろからコンタクトに行っている。明らかにファウル」と断言。その一方、木村博之主審が流した判断にも注目し、「木村さんはそう(ファウルと)見なかったのでしょう」と続け、家長と永戸のコンタクトシーンに注目している。

「主審は、これ(コンタクトシーン)をどうするか。少しテンションが上がり始めている。ここで(家長から)足に強いコンタクトがあったうえで、足と一緒に(タックルに)いっている。映像を見る限りはフリーキック(FK)」と見つつ、木村主審の判断も観戦ポイントに挙げた。

「木村(主審)さんの中ではアドバンテージとなる。バランスを考えた時、どうしたいのかというサッカー観を考える、感じるのが大事」と指摘。「どちらかと言うとFK、60~80%というのが映像を見た印象。ただ、どちらでもいいというのを取らなかった。選手も気にせず自分のやるべきことに集中している。木村さんも選手がそうであるのを分かっている」と、スムーズな試合進行に言及した。

 激しいコンタクトを流した主審の好判断について、家本氏は「選手たちがどう受け止めているか。当事者もそうだし、チームメイトや相手選手もどう感じているか」と語るなど、元レフェリーの独自目線で鋭い分析をしている。

■【オンラインイベント情報】

元プロフェッショナルレフェリー家本政明が主催する「家本政明LABO」
J1リーグ第24節「川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス」
オンライン配信イベント「ぶっちゃけLABO」

家本氏が独自のレフェリー視点でリアルタイム解説!
皆様の意見・質問に対して、「忖度ゼロ、NGなし」のぶっちゃけ回答!

開催日時
8月7日(日)夜6時55分ライブ

イベント詳細
[ftp_del] https://iemotolabo.base.shop/items/65263326[/ftp_del]

(FOOTBALL ZONE編集部)

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家本政明

いえもと・まさあき/1973年生まれ、広島県出身。同志社大学卒業後の96年にJリーグの京都パープルサンガ(現京都)に入社し、運営業務にも携わり、1級審判員を取得。2002年からJ2、04年からJ1で主審を務め、05年から日本サッカー協会のスペシャルレフェリー(現プロフェッショナルレフェリー)となった。10年に日本人初の英国ウェンブリー・スタジアムで試合を担当。J1通算338試合、J2通算176試合、J3通算2試合、リーグカップ通算62試合を担当。主審として国際試合100試合以上、Jリーグは歴代最多の516試合を担当。21年12月4日に行われたJ1第38節の横浜FM対川崎戦で勇退し、現在サッカーの魅力向上のため幅広く活動を行っている。

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