スコットランド代表OB、マンUに「ロナウドを残留させるべき」と言い切る理由は? 「個人的に好みではないが活躍は突出」

ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

スーネス氏が去就で騒がれるC・ロナウドについて言及

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの去就で揺れている。フランス代表MFポール・ポグバを「大失敗」と評価していた元スコットランド代表MFグレアム・スーネス氏は、ロナウドについては放出をするべきではないと考えているようだ。英紙「デイリー・メール」のコラムに自身の見解を綴っている。

 昨年8月に古巣ユナイテッドに復帰したロナウドだが、チームはプレミアリーグ6位に終わり、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃した。今夏、「家族の事情」により、クラブへの合流を遅らせたロナウドは、CLへの出場機会を求めるとともに、補強が進まないクラブへの不満から移籍を希望しているとされてきた。

 プレシーズンマッチ初出場となった7月31日のラージョ戦(1-1)では、前半でベンチに下がると、試合終了を待たずに帰宅。エリック・テン・ハフ監督の下で、新たなスタートを切ろうとしているチームで、大きな悩みの種となっている。

 ファンからも不満の声があがっているが、スーネス氏は「わずかなためらいもなく、ロナウドを残留させるべきだ」と主張する。

「昨シーズン、彼が到着する前に、マンチェスター・ユナイテッドのロッカールームにいる選手で、子供たちに『僕もあんなキャリアを築きたい。彼のようにプレーし、彼のような生活を送りたい』と言わせる選手がいたか? いないね。今は他に誰がいる? いないね」と、ロナウドを超えるスター選手がいないことを指摘している。

 そして「ロナウドは、歴史上の偉大な選手たちと同じ部屋に入れる存在だ。ディ・ステファノ、ペレ、メッシ、思いつく限りの選手だ。そして、そこでも『僕はキミたちの誰よりもうまくやったよ』と言うこともできる。彼は非常に自己主張も強い。個人的に私の好みではないが、彼の長期に渡る活躍は突出している。彼の継続性。信じがたいゴール記録もだ」と、そのキャリアを称賛した。そして、今季のCL出場はかなわないものの「サッカーの天才が、世界有数の偉大なクラブを荒野から救い出すために復帰したというのも、悪くない碑文だ」と、ロナウドにとっても、ユナイテッドに残留する意味があるとした。

 8月7日のプレミアリーグ開幕戦で、出場機会が与えられるかが注目されているロナウドだが、この先もテン・ハフ監督の下でプレーを続けることになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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