スペイン紙が選ぶ移籍市場最終日の歴代「5大ビッグディール」 “駆け込み”が目立つクラブは…

放出でも最終日に様々なドラマが生まれる

 駆け込み移籍でレアルは、加入だけでなく放出でも存在感を見せている。13年夏にはドイツ代表MFメスト・エジルをアーセナルに4500万ユーロ(約52億円)で売却。背番号10のチャンスメーカーは現在“アシスト・キング”としてガナーズの攻撃を担っているが、エジル放出についてエースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが「僕にとって悪いニュースだ! 彼は僕の動きを一番知っている選手だった」と怒ったとの逸話が残されている。

 マーケット締め切り直前で放出されたのは、元ブラジル代表FWロビーニョも同じだった。05年に鳴り物入りで“白い巨人”の一員となったものの、チーム内でそのポテンシャルを発揮しきれたとは言い難かった。08-09シーズン開幕直後にチェルシーが獲得を望んでいたものの、最終的にはオイルマネーで巨大補強を始めたマンチェスター・シティが4000万ユーロ(約46億円)という高額で強奪した。

 今夏も移籍市場の締め切り日に、選手たちを巡る様々なドラマが生まれた。果たしてメディアの過熱する報道に見合うだけの活躍を、見せることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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