「あまりに大胆すぎるように感じられた」 開幕戦黒星のフランクフルト、好調・鎌田の先発起用を回避した理由は?

フランクフルトMF鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトMF鎌田大地【写真:Getty Images】

ドイツ王者相手に鎌田をボランチ起用した際のリスクを懸念

 日本代表MF鎌田大地と元日本代表MF長谷部誠が所属するドイツ1部フランクフルトは、現地時間8月5日にブンデスリーガ開幕節で王者バイエルン・ミュンヘンと対戦し、1-6の大敗を喫した。長谷部は後半37分から途中出場を果たしたが、好調の鎌田はベンチ入りも出番なしに終わった。

 試合は序盤から一方的な展開となり、アウェーのバイエルンがゴールラッシュを展開する。前半5分にMFジョシュア・キミッヒが先制ゴールを奪うと、同10分にDFベンジャマン・パバール、同29分に新加入のFWサディオ・マネ、同35分にMFジャマル・ムシアラ、同43分にMFセルジュ・ニャブリと前半だけで一挙5得点を叩き出した。

 後半に入ってフランクフルトも1点を返したが、まさに焼け石に水。バイエルンは後半38分にムシアラがこの日2点目のゴールを決め、6得点でフランクフルトを粉砕した。

 フランクフルトは4-0で快勝した8月1日のDFBポカール1回戦、2部マクデブルク戦とほぼ同じスタメンで試合に臨んだ。唯一の変更点は、その試合で守備的MFとして起用され2得点を決めた鎌田が外れ、MFセバスティアン・ローデが入ったことだった。現地紙「Frankfurter Rundschau」は10連覇中の絶対王者相手に鎌田の中盤起用はリスクがあったと見解を示している。

「オリバー・グラスナー監督はマクデブルク戦の勝利から大きな変更を加えなかったが、現在絶好調の鎌田大地に代わって、ローデがスターティングイレブンに入った。国内最強チームとの試合で、この攻撃的MF(鎌田)を守備的MFとして使うのはあまりに大胆すぎるように感じられたのだ」

 トッテナムへの移籍が噂されながら、プレシーズンからハイパフォーマンスを見せていた鎌田。8月10日はスペイン1部レアル・マドリードとのUEFAスーパーカップなど序盤から大一番が続く。持ち前の攻撃力を示せるポジションで出番を手にすることはできるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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