家本政明が“レフェリー目線”で分析、横浜FMのキーマン3選手は? 「人柄がすごくいい」「怒っている姿は滅多に見ない」

家本政明氏【写真:FOOTBALL ZONE】
家本政明氏【写真:FOOTBALL ZONE】

宮市が思いを吐露した長文、家本氏「言葉にならない苦しさ、辛さがあるはず」

 在籍10年目でキャプテンを務めるMF喜田拓也は、今季ここまでリーグ戦12試合に出場(1アシスト)。右股関節内転筋肉離れで戦線から一時離脱していたが、7月30日の前節・鹿島アントラーズ戦(2-0)で復帰し、スタメン出場で勝利に貢献した。

「喜田選手は、激しく行く時は行く。それでも相手を傷つけてやろう、フットボールを壊してやろうというプレーは一切見たことがない。彼に求められている役割やプレースタイルを考えれば、球際で激しく行かざるを得ないことはレフェリー時代も理解していた。勝負事なので、テンションがぐっと上がり、瞬間的にカッとなって激しい言葉を言う時もある。それでも自分で反省し、レフェリーに対して『すみません。先ほどは言いすぎました』と言いに来てくれるタイプ。フロンターレ戦でも球際で激しい攻防が見られそう」

 E-1選手権では水沼に加え、DF畠中槙之輔、DF小池龍太、MF岩田智輝、MF藤田譲瑠チマ、FW宮市亮、FW西村拓真と最多7人が選出された横浜FM。神奈川ダービーを制して首位をキープするのか、見どころの多い一戦となりそうだ。

■【オンラインイベント情報】

元プロフェッショナルレフェリー家本政明が主催する「家本政明LABO」
J1リーグ第24節「川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス」
オンライン配信イベント「ぶっちゃけLABO」

家本氏が独自のレフェリー視点でリアルタイム解説!
皆様の意見・質問に対して、「忖度ゼロ、NGなし」のぶっちゃけ回答!

開催日時
8月7日(日)夜6時55分ライブ

イベント詳細
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(FOOTBALL ZONE編集部)

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家本政明

いえもと・まさあき/1973年生まれ、広島県出身。同志社大学卒業後の96年にJリーグの京都パープルサンガ(現京都)に入社し、運営業務にも携わり、1級審判員を取得。2002年からJ2、04年からJ1で主審を務め、05年から日本サッカー協会のスペシャルレフェリー(現プロフェッショナルレフェリー)となった。10年に日本人初の英国ウェンブリー・スタジアムで試合を担当。J1通算338試合、J2通算176試合、J3通算2試合、リーグカップ通算62試合を担当。主審として国際試合100試合以上、Jリーグは歴代最多の516試合を担当。21年12月4日に行われたJ1第38節の横浜FM対川崎戦で勇退し、現在サッカーの魅力向上のため幅広く活動を行っている。

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