「顔つきが変わった」 積極補強のアーセナル、OBセスクが躍進に期待「若い選手たちはもう若手ではない」
アーセナル時代にプレーしたアルテタ監督とエドゥSDの動きも評価
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは昨季、あと一歩のところでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得を逃した。今夏は積極的な補強を行っており、クラブOBの元スペイン代表MFセスク・ファブレガス(カルチョ・コモ)は、その動きを評価している。英紙「メトロ」が報じた。
今夏の移籍市場でアーセナルは、プレミア王者のマンチェスター・シティからブラジル代表FWガブリエル・ジェズス、ウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコ、ポルトからポルトガル人MFファビオ・ビエイラを獲得するなど、積極的な動きを見せている。まだ、ウイングとセンターハーフの補強に動いているとされ、かつてキャプテンを務めたセスクはこの動きに満足しているようだ。
「ミケル(・アルテタ監督)は、いい仕事をしていると思うし、(スポーツダイレクターの)エドゥはファンタスティックな仕事をしていると思う。エドゥは、サッカーに生きる人であって、彼はサッカーのプロジェクトを成功させるために必要なことが分かっている」
さらに、セスクは「1日でできることではなく、市場は取りたい選手を取ることを許さないこともある。競争するのに、若すぎることもあるし、それが、この1年、2年でアーセナルに起きた」と、持論を展開した。
特に昨季のアーセナルの補強は、若手が多かったこともあり、開幕3連敗を喫した際にはアルテタ監督やエドゥ氏は批判を浴びた。セスクは「彼らは今、成熟した。若い選手たちは、もう若手ではない。顔つきが変わったと思うよ。とてもいい選手たちと新たに契約できたし、苦しんだポジションに選手を補強できた。とてもエキサイティングなものになるだろうから、新シーズンがとても楽しみだよ」と、古巣に期待をかけた。
今シーズン、7シーズンぶりのCL出場権獲得を目指すアーセナルだが、昨季の経験と新戦力を上手く使い、セスクの期待する結果を出すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)