屈辱の敗戦に香川は「受け入れるしかない」 “気持ちの切り替え”を何度も強調するが…
前半26分、フリーで走りこむも決定機をフイに
日本代表のMF香川真司は9月1日、ロシア・ワールドカップアジア最終予選のUAE戦にトップ下で先発フル出場。しかし、ゴールに絡めず、チームも1-2で敗戦し、日本の背番号10は「受け入れてやるしかない」と気持ちを切り替えた。
日本はMF清武弘嗣のFKからFW本田圭佑が頭で押し込み、前半11分と早い時間に先制する。しかし、不用意なミスやファウルをきっかけに、同20分にFK、後半8分にPKで失点し、逆転負けを喫した。
香川は前半26分、本田のヘディングシュートをGKが弾いたところにフリーで走りこんだが、ボールのバウンドに合わせられず、右足に当たったボールはゴールポストのわずかに右へ。決定機をフイにすると、後半はボールに絡むシーンすらも少なかった。
「勝たなければいけない試合で、こういうスタートになったのはすごく悔しいですけど、切り替えたいです」
UAE戦は、15年1月のアジアカップ準決勝に続いて連敗。香川は屈辱の敗戦を受け止め、次なる一戦に視線を向ける。「自分たちが負けた。受け入れるしかない」と、9月6日の敵地タイ戦に向けて気持ちを新たにした。
これまでの日本は、最終予選の初戦で敗れたすべての大会で本大会出場を逃している。ロシアに向けた道のりは、やはり茨の道となりそうだ。タレント豊富な攻撃陣の中で、バヒド・ハリルホジッチ監督から信頼を寄せられている男は、バンコクでの一戦で指揮官の想いにこたえられるか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
田口有史 ●写真 photo by Yukihito Taguchi
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