チェルシー新加入クリバリ、“英雄”の許可を得て「26番」着用へ 「とても重いユニフォームになる」
ジョン・テリーにナポリ時代も着けていた26番の使用許可を求める
今夏の移籍市場でイタリア1部ナポリから、イングランド1部チェルシーに加入したセネガル代表DFカリドゥ・クリバリは、ナポリ時代に付けていた愛着のある背番号「26」を着けるために、前任者に問い合わせたようだ。英紙「デイリー・スター」が報じている。
チェルシーの26番と言えば、下部組織出身で、クラブのキャプテンも務めた元イングランド代表DFジョン・テリーが在籍していた19年に渡って背負い続けた番号だ。2017年にテリーはクラブを離れたが、それ以降、26番は誰も背負っていなかった。
一方、クリバリもナポリ時代に背番号26を付けて活躍。新天地でも同じ番号を付けることを希望した。クリバリは自身のツイッターに動画を投稿したが、そのなかでクリバリはジョン・テリーに電話をかけ、「ジョン、聞きたいことがあるんだ。君も知っていると思うけれど、僕はナポリで26番を着けていた。そして、このクラブでは君がいなくなってから、誰もこの番号を着けていない。この番号を欠番にしたいのか、誰にも着けてほしくないのか。僕が着けても問題ないのか、君に聞きたくて連絡したんだ」と、話しかけた。
これに対して、チェルシーのレジェンドは「友よ、こうして連絡をくれたことに、本当に感謝したい。聞いてほしい。26番は、僕にとってとても特別だった。でも、君が着けることに、僕としては何も問題ないよ。僕にとっても光栄なことだし、僕にとっても重要な番号だったからこそ、君の最善を祈っているよ」と、返答している。
テリーの許可を得たクリバリは「とても重いユニフォームになるけれど、ベストを尽くすよ」と、活躍を誓った。
クリバリの加入が決まった際も、テリーは自身のツイッターを通じて「これは最高の契約。チェルシーへようこそ。クリバリ」というメッセージの最後に「26」と青いハートの絵文字を付け、自身が付けていた番号を譲る意思があることを示唆していた。
動画の冒頭では「KOULIBALY」という名前の下にチェルシーのロゴが入った「2」と「6」が着いたユニフォームが出ており、クリバリは無事に愛着のある背番号を着けて、プレーすることが決定。チェルシーのファンは、久しぶりに最終ラインを支える26番を見ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)