契約更新がプラスに作用 リバプールDFファン・ダイクが語る新シーズンのサラーの“変化”
「僕たちはみんな人間だ」と、昨季終盤の去就問題が与えた影響を示唆
イングランド1部リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは、現地時間7月1日にクラブと新たな3年契約を結んだ。伝統あるリバプールの史上最高額を得ることになったが、チームメイトのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、それによる変化を感じているようだ。英地元紙「リバプール・エコー」が報じた。
リバプールは7月30日に行われたコミュニティ・シールドで、マンチェスター・シティに3-1で勝利し、今シーズン最初のタイトルを獲得した。この試合でサラーは1-1で迎えた後半35分に新加入のウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが獲得したPKを確実に決め、決勝点をマークした。
昨季、2022年2月までの段階で27ゴールを記録。しかし、その後の20試合ではわずか4ゴールにとどまっていた。サラーが週給3500万ポンド(約5700万円)の新たな契約を結ぶまで、週給2200万ポンド(約3600万円)でクラブ最高額となる給料を得ていたファン・ダイクは、いい影響が出ていると語る。
「彼はすでに、過去の3シーズンでレベルの高さを示していたと思う。彼は常に細かく分析されているけれど、僕の考えでは、しっかりと自分を作り上げていて、常に安定して良いプレーを示し続けている。昨シーズンの終盤、4月から最後にかけては、契約延長などに関する多くの話が出回っていた。僕たちはみんな人間だ。だから、そのことが残念ながら、少し彼のプレーにも影響していたかもしれない。今、すべてが解決して、彼は何も考えずにプレーできる状態になった。彼はここにいることを喜んでいるし、ほかのみんなも喜んでいると思うよ」
シーズン最初の公式戦でゴールを決め、今季もゴールを量産する予感が漂うサラー。これまでリバプールで255試合に出場して157得点64アシストを記録しているアタッカーは、去就問題から解き放たれたことでどこまで記録を伸ばすだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)