UAE戦で明らかな「誤審」 日本を敗戦に追い込んだ “中東の笛”
疑惑の場面が訪れたのは後半32分。カタール審判団はノーゴールの判定
日本代表は9月1日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦・UAE戦に1-2で敗れたが、後半32分に“誤審疑惑”が浮上した。前半11分に本田圭佑のヘディングシュートで先制した日本だった、UAEに直接FKとPKで勝ち越しを許す苦しい展開。そして後半32分に疑惑の場面が訪れる。
右サイドからDF酒井宏樹(マルセイユ)がクロスを入れると、ファーサイドの本田が頭で折り返す。それを途中出場のFW浅野拓磨(シュツットガルト)が左足でシュート。相手GKが慌てて反応したものの、ボールはゴールラインを割ったかに思われたのだが……。最終的にカタール審判団はノーゴールの判定を下した。
映像を確認する限り、ボールはゴールラインを割っており、その瞬間を切り取れば明らかな「誤審」と断言して差し支えないだろう。もっとも、判定は“ノーゴール”。ゴールが認められていれば2-2の同点だっただけに、日本にとっては悔やみきれない判定となった。
歴史に刻まれるであろう誤審について、浅野は「決め切れなかった」と悔やんだものの、バヒド・ハリルホジッチ監督は「審判の笛の吹き方は受け入れがたい」と憤怒。本田は「こういう結果は非常に受け入れがたい」と厳しい表情で語った一方、キャプテンの長谷部誠はチームを鼓舞するように「下を向いている暇はない」とコメントを残した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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