移籍上手のユーベもはまったロシアの罠 獲得合意後の値上げでベルギー代表MF獲得が急転破談に

アフロヘアのヴィツェル獲得失敗

 今季も絶妙な補強政策を展開したイタリア王者ユベントスだが、この夏の移籍市場最終日にロシアの罠にハマった。現地時間8月31日にゼニトのベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得交渉を進めたが、最終的に合意に至らず破談となった。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表MFブレーズ・マテュイディをターゲットに定めていたユベントスだが、PSGのアル・ヘライフィ会長が最終的に売却の意思を見せなかったことで方針転換を余儀なくされた。

 アフロヘアで有名なヴィツェルはユベントス移籍に合意し、ゼニトとも移籍金1800万ユーロ(約21億円)に200万ユーロ(約2億3000万円)の成果ボーナスを付ける形で基本合意していたという。ヴィッツェル本人は、この日の午後にトリノ入りしメディカルチェックも済ませていたが、移籍市場のタイムリミットである現地時間23時が迫る中で、急遽ゼニトが要求額を跳ね上げたとレポートされている。ユベントスも必死に交渉したものの、仁義なき値上げに打って出たロシアのクラブを説得することはできず破談に終わったという。

 

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