マンU新加入のエリクセン、“高精度”プレーで同僚が大絶賛 「練習の時から違いが分かる」「一緒にプレーできて嬉しい」

マンUのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン【写真:ロイター】
マンUのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン【写真:ロイター】

元カメルーン代表FWを父に持つサラブレッドのエランガが称賛「彼はトップ中のトップ」

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの去就に揺れるイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドだが、今夏、加入したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは、チームメートたちに好意的に受け入れられたようだ。FWアンソニー・エランガは、0-1で敗れたアトレティコとの親善試合後にエリクセンを称賛している。英紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じた。

 2021年に行われたEURO2020の試合中に心停止で倒れ、植込み型除細動器(ICD)を装着しながらプレーしているエリクセンは、今夏の移籍市場で契約満了となったブレントフォードを退団。アヤックスを率いていた頃から知るエリック・テン・ハフ監督が指揮を執ることになったマンチェスター・ユナイテッドに加入した。

 移籍を要求しているとされるロナウドの不在が続くなか、7月30日に行われたアトレティコとのプレシーズンマッチで、エリクセンは後半24分にフランス代表FWアントニー・マーシャルとの交代でピッチに入り、ゴール前に鋭いクロスを入れ、セットプレーでもキッカーを務めるなど、トップ下のポジションで自身のプレーを披露した。

 1998年のフランス・ワールドカップにも出場した元カメルーン代表MFジョセフ・エランガの息子である20歳のエランガは、この試合に先発出場し、後半31分までプレーした。エリクセンと出場した時間は短かったが、そのなかでもデンマーク代表の10番からのクロスにゴール前で合わせようとする場面もあった。

 エリクセンのプレーについて問われたエランガは、「練習の時からも、違いが分かるよ。彼の細かなタッチやピッチを見渡す視野からね。彼はトップレベルの中でも、トップの部類の選手で、一緒にプレーできることが本当に嬉しい。ピッチで彼のプレーの質の高さが見えるし、今シーズン、ファンはもっと彼の良いプレーを見られると思うよ」と、ユナイテッドでの活躍に太鼓判を押した。

 テン・ハフ監督も「私たちは、彼に何ができるかを知っている。彼は、私たちが抱えている前線の選手たちに、正しい瞬間に正しいパスを送ってくれる。あとは、フィニッシュの問題だ」と、得点を挙げるチャンスが増えることを確信している様子だった。

 短時間の出場となったアトレティコ戦でチームは敗れたが、良い印象を残したエリクセン。トッテナム、ブレントフォードで活躍したゲームメーカーは、ユナイテッドでどのようなプレーを見せてくれるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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