日本戦にも万全へ? ドイツ代表FWヴェルナー、W杯に向けニューカッスルへレンタル移籍の可能性浮上
チェルシーでの立ち位置が危うくなっている
イングランド1部チェルシーに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーは、今夏の移籍市場でロンドンを離れる可能性が高まっているようだ。英紙「デイリー・ミラー」は、古巣であるドイツ1部RBライプツィヒに加え、イングランド1部ニューカッスルも、レンタル移籍先の候補として、交渉が開始されたと報じている。
今冬のカタール・ワールドカップ(W杯)でドイツ代表は、日本代表やスペイン代表、コスタリカ代表とグループステージで対戦する。そのドイツ代表では中心選手として活躍しながらも、所属するチェルシーでは決定機でもミスが目立ち、期待に応えることはできていない。今夏、イングランド代表FWラヒーム・スターリングも加入し、立ち位置が危うくなっているアタッカーは、環境を変える準備があるようだ。
すでにベルギー代表FWロメル・ルカクをイタリア1部インテルへレンタル移籍しているチェルシーは、ヴェルナーをレンタル移籍で放出した場合、獲得のために計1億4500万ポンド(約236億円)を投じた2人のストライカーを貸し出すこととなる。
記事によれば、「ヴェルナーは、プレミアリーグで成功することを望んでいる。そのためニューカッスルは26歳をレンタル移籍で獲得できることを期待している。しかし、チェルシーは条件の中にシーズン終了後には、完全移籍にする条項を求めている」と、今後の交渉の焦点について挙げている。
同じくヴェルナーの移籍先の候補とされるのが、古巣のライプツィヒだ。ニューカッスルとライプツィヒは、ともに現在のヴェルナーが得ているとされる27万ポンド(約4400万円)という週給を支払う考えはないため、ロンドンを離れる場合は、大幅な減給を飲むか、チェルシーが給与を支払い続ける状況を作る必要にあるという。
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、ゴールを決めきれなくてもハードワークができるヴェルナーを高く評価し続けて、残留を希望しているとされる。しかし、W杯へ向けて、万全の状態を整えるためにも、試合出場機会を望むヴェルナーは、2シーズンで公式戦89試合に出場して23得点21アシストという成績を残し、チェルシーを離れることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)