セルティックOB、古橋の開幕先発を予想「キョウゴは多くの役割を果たす」 昨季得点王を「インパクト」で上回ると称賛
最前線のストライカーとして、もしくはストライカーの背後での先発を予想
スコットランド1部セルティックは、7月31日にアバディーンとのリーグ開幕戦を迎える。有力なストライカーを複数抱えるセルティックだが、クラブのOBである元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、古橋がポジション争いでリードしていると考えているようだ。スコットランド紙「デイリー・レコード」が報じた。
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昨シーズンのスコティッシュ・プレミアシップでは、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスが13得点してリーグ得点王となり、日本代表FW古橋亨梧は12得点で3位となった。また、イスラエル代表FWリエル・アバダとポルトガル人FWジョタも、それぞれ10得点して、得点ランクで7位に入っている。
リーグの得点ランクトップ10に4人を送り出すほど、得点源の多いセルティックだが、サットン氏は、23日に行われたプレシーズンマッチのノリッジ・シティ戦(2-0)の先発メンバーが、リーグ開幕戦になると予想し、古橋は確実に先発すると予想した。
「ポステコグルー監督は、ノリッジ戦と同じメンバーを起用するだろう。それは、つまりギオルギス・ギアクマキスとリエル・アバダがベンチスタートになるということだ。今後、監督がどのように彼らをローテーションしていくか、ワクワクさせられる。もちろん、負傷も影響するだろう。全員がシーズンを通じて最高の状態を保つことは稀だからだ。だが、ポステコグルー監督には選択肢がある」と、セルティックのFW陣の選手層の厚さに言及。
また、得点王のギアクマキスと古橋が並び立つ可能性についても触れた。「キョウゴは、アバティーン戦でも先発するだろう。だが、ポステコルグー監督が他の試合でも見せたように、ストライカーの背後で彼を起用して、9番としてギアクマキスを起用しても、私はショックを受けないだろう。日本人は、そのJリーグ時代に、そのポジションでプレーしていたからね」と、指摘している。
サットン氏は、自身が出演したラジオ番組でも、「私は、キョウゴが与えたインパクトから、キョウゴの先発を予想する。キョウゴが負傷していた時、ギアクマキスがインパクトを残せなかったと言っているのではない。彼も素晴らしく穴を埋めた。だが、私はキョウゴが選ばれ、(ギアクマキスは)途中出場として最高のオプションになると考えている。キョウゴは多くの役割を果たす。裏へ走り、ファウルを受け、チームのために走り続けてくれる。彼は小柄な選手だが、フィジカル面でのぶつかり合いも気にしない。週を追ってキョウゴが疲れて来た時、ギアクマキスを先発させて、キョウゴを常にフレッシュに保てるのは最高のことだ。彼らには素晴らしいセンターフォワードが2人いるからね」と、古橋がレギュラーで、ギアクマキスがサブになる考えを示した。
昨シーズンは負傷により、約5か月の長期離脱を強いられたことも、古橋が得点王を逃した理由と考えられている。今季、「最低でも20ゴール」を目標に掲げた古橋は、開幕戦からクラブOBの期待に応える活躍を見せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)