「再び悲劇に見舞われた」 右膝負傷・宮市亮の“悪夢”をオランダメディアが報道「ドリブラーとして優れた成績」
韓国戦で負傷交代し近日中に手術へ
横浜F・マリノスの日本代表FW宮市亮はE-1選手権の韓国戦で負傷。検査の結果、右膝前十字靱帯断裂と診断された。近日中に手術を受ける予定で、長期離脱が予想される。これまでも度重なる負傷に苦しめられたスピードスターの悲劇をオランダメディアも報じている。
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中京大学附属中京高在学中からその才能が注目を浴びていた宮市は、2010年末にイングランドの強豪アーセナルに移籍が決定。就労ビザの関係で、11年1月からオランダのフェイエノールトへ期限付き移籍し、12試合で3得点を決めるなどインパクトを残した。その後、イングランドのボルトンとウィガン、オランダのトゥウェンテへのローン移籍を繰り返した。2012年には日本代表デビューも果たし、アーセナルのトップチームで活躍することこそできなかったが、欧州クラブで着実に経験を積んでいった。
2015年にはドイツのザンクトパウリへ加入。しかし、加入直後に左膝前十字靭帯断裂し、手術を受けて長期離脱を余儀なくされた。さらに2017年に今度は右膝前十字靭帯断裂。怪我と戦いながら、ドイツでは4シーズンを過ごした。
2021年、横浜FMに完全移籍。キャリア初のJリーグでのプレーで10年ぶりの日本代表招集を受けるほどの存在感を示していたが、7月27日のE-1選手権第3戦の韓国戦で相手選手との接触プレーが影響し、負傷交代。検査の結果、自身3度目となる膝の前十字靭帯断裂(右2回、左1回)が判明していた。
今回の負傷について、オランダメディア「Voetbal International」も「フェイエノールトで活躍した宮市が再び悲劇に見舞われた」と見出しを打って報道。宮市がオランダのフェイエノールトとトゥウェンテでプレーしたことに触れ、「特にデ・カイプ(フェイエノールトの本拠地スタジアムの愛称)ではドリブラーとして優れた成績を残した」と振り返っている。まだ18歳だった宮市のオランダでの活躍はセンセーショナルだっただけに、驚きを持って報じられている。
自身のインスタグラムで、負傷直後に現役引退も考えたと胸の内を明かしていた宮市。しかし、応援メッセージを受けて「多分自分は、やっぱりサッカーがやりたいんだなと、その時思い知らされました。サッカーが大好きだと。だからまた、這いあがっていこうと思います」と、再びピッチに立つ决意も明かしている。一日でも早い復帰を祈るばかりだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)