「見ていて勉強になる」 太田宏介が“気になるSB7人”、「スケールアップしている」と評価したのは?
元同僚の室屋成と小川諒也の代表定着に期待
「中山選手は組み立てが上手いと(柏)レイソル時代から感じていました。守備も堅実で、どちらかと言うと、(攻撃に特化した)僕とは対照的なタイプ。若いのに、A代表でもあれだけ冷静にプレーしているのでうらやましいです。長友選手がずっと左SBを担ってきたなか、中山選手にしても伊藤選手にしても、守備をしながら上手くポゼッションに関わっていくスタイルになってきました。もちろんそれもそれで素晴らしいですけど、個人的にはもっと攻撃重視で、昔の(元ブラジル代表DF)ロベルト・カルロスみたいなSBが出てきたほうが面白いと思います」
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そのなかで、太田が頭に思い浮かべたのが、右SBはDF山根視来(川崎フロンターレ/28歳)とDF室屋成(ハノーファー/28歳)、左SBはDF小川諒也(ヴィトーリアSC/25歳)だった。
「昨年、山根選手がアシストを量産(12本)していて、僕が2015年に記録した14アシストが抜かれると、ビクビクしながら結果を見ていました(笑)山根選手はポゼッションが上手いし、フィニッシュに関われて、アシストもできて、自分でゴールできる。全体的に万能系が増えていて、レベルも上がっていると思います。個人的には、右SBは室屋選手、左SBは小川選手(ヴィトーリアSC)に頑張ってもらいたいです」
もちろん、2年ぶりに日本復帰を果たした太田も、新天地・町田でチームのJ1昇格に向けてしっかりと存在感を発揮していくつもりだ。
[プロフィール]
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。J1通算296試合11得点、J2通算32試合0得点、J3通算2試合0得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして存在感を発揮。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、出身地のJクラブ「FC町田ゼルビア」を盛り立てる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)