堂安律は「ロッベンを彷彿」 フライブルクへ今夏移籍、“類似性”に独注目「不思議なことではない」
今夏PSVからフライブルクへ、2度目のドイツ移籍で現地メディアが特集
今夏の移籍市場でオランダ1部PSVからドイツ1部フライブルクへ移籍した日本代表MF堂安律は、新天地で早くも認められ始めているようだ。ドイツメディア「BADEN ONLINE」では、オランダ代表のレジェンドを彷彿させると報じている。
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記事では、チームに加入した直後、堂安が自分の名前である「Ritsu」をどのように発音するかを、チームメイトたちに教えたことを伝えている。ドイツで「リツ」と読む場合は、「Litz」と表記したほうが伝わるようで、記事内では「“Litz” Doan」と表記。また、2020-21シーズンに現ドイツ2部のビーレフェルトに所属していたものの、ドイツ語の理解度は十分ではなく、知っている言葉が「疲れた」など、まだ少ないことが紹介された。
言語の面では向上の余地を残している堂安だが、プレーの面ではかなり認められているようだ。「ドイツに戻りたかった」という堂安は、複数のクラブからオファーがあったなかで、フライブルクを選択。理由の1つには、「彼のもとでプレーした選手、全員が良くなっている」というクリスティアン・シュトライヒ監督の存在があったという。
シュトライヒ監督の下、堂安はフライブルクでのデビュー戦となった7月9日のスイス1部ザンクト・ガレン戦(4-3)で3-3の同点に追いつくゴールを利き足の左足で挙げて、逆転勝利に貢献。鮮烈なデビューを飾った堂安は、さらに23日のフランス1部ストラスブール戦(3-3)でもゴールを決めている。この時も右サイドでボールを受け、ドリブルで中央に運んでからの得意な形でゴールを決めたが、堂安は「相手も僕の動きを分析するから、違うプレーも考えないといけない」と、すでに相手の裏をかく準備を始めているようだ。
記事では、堂安が得意としているプレーについて、「オランダ人のアリエン・ロッベンを彷彿とさせるが、それも不思議なことではない」として、19歳の時にロッベンの出身でもあるオランダのフローニンゲンに加入したことを紹介。そこで堂安は「ロッベンがどんなトレーニングをしたかを知りたかった」と、ロッベンの友人や父親と話をして、自身の成長につなげたことを紹介している。
ロッベンはバイエルン・ミュンヘンで背番号10を付け、通算201試合に出場して99ゴールを記録するなど、ドイツを席巻する活躍を見せた。そのロッベンとの類似性を見出され、特集された堂安は。2度目のドイツ挑戦でどのような結果を残せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)