チェルシー蹴って、スペイン行き選択 仏代表DFクンデの“バルサ移籍”理由に海外脚光「大きな理由の1つだ」

バルサへ移籍したフランス代表DFジュール・クンデ【写真:Getty Images】
バルサへ移籍したフランス代表DFジュール・クンデ【写真:Getty Images】

クンデを逃したチェルシーはレスターのフランス人DFフォファナ獲得を画策へ

 スペイン1部バルセロナは、セビージャからフランス代表DFジュール・クンデが加入したことを正式に発表した。クンデは、今夏の移籍市場でイングランド1部チェルシーから関心を持たれ、クラブ間での交渉も進んでいたと報じられた。しかし、後からオファーを出してきたバルセロナへの移籍を決断したと言われているなか、クンデがバルサ移籍を決断した理由を英紙「メトロ」が報じている。

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 昨夏の移籍市場で、クンデは個人の条件面でチェルシーと合意したものの、クラブ間交渉がまとまらずにロンドンへ行くことが叶わなかったと報じられた。今夏、2年越しの思いを叶え、ロンドン行きを実現するかと思われたが、最終的に選んだのはバルセロナだった。バルセロナはセビージャに対して、5500万ユーロ(約75億円)の移籍金を支払い、5年契約を結んだという。

 その決断の決めたとなったのは、シャビ・エルナンデス監督の存在だったようだ。「シャビ監督の存在が、僕がここにいる大きな理由の1つだ。彼と何度か話をした。彼の話はとても魅力的だった。何度か良い会話を重ねて、サッカー観が似ていた。あとは、チームに加入してから、落ち着くことができるか、全力を尽くして可能な限りの出場時間を得て、チームで重要な役割を担えるかだ」と、コメントをしている。

 クンデを2年連続で逃す形となったチェルシーは、イタリア1部ナポリからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリを獲得したものの、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが契約満了でクラブを離れており、スペイン代表DFマルコス・アロンソとスペイン代表DFセサル・アスピリクエタも、バルセロナ移籍を希望している。そのため、まだDFの補強が必要な状況だ。

 英紙「メトロ」によると、クンデ獲得を逃してから、すぐにイングランド1部レスター・シティのフランス人DFウェズレイ・フォファナを新たなターゲットとしたようだ。しかしレスターは、2019年にマンチェスター・ユナイテッドがイングランド代表DFハリー・マグワイアを獲得する際に支払ったDFの史上最高額となる8000万ポンド(約130億円)以上を要求しているという。

 2018年にアスレティック・ビルバオからスペイン代表GKケパ・アスピリクエタを獲得した際に、7100万ポンド(約115億円)を支払い、GKの移籍金で史上最高額を更新したチェルシーだが、今度はDFの移籍金史上最高額も更新することとなるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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