ミランがセスク獲得に動くも玉砕! チェルシー側から門前払いを食らう

移籍市場閉幕直前に不遇の名手にオファーも交渉の席につけず

 ACミランが移籍市場閉幕直前にチェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガス獲得の打診を行うも玉砕したことが明らかになった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 アントニオ・コンテ新監督から評価されず、今季チェルシーでリーグ戦3試合のうち12分間しか出場していない司令塔は、レアル・マドリード、ユベントスなどビッグクラブ移籍の可能性が浮上していたが、水面下で暗黒時代に突入しているミランが獲得に動いていたという。チェルシー側に打診を済ませたものの、「セスクは残留する」と門前払いを食らったという。

 ミランは今夏、中国企業グループに身売りされたが、手続きは完了せずに資金の投入は9月9日と予定されている。今夏の移籍市場は近年恒例となっている移籍金のかからない“格安補強路線”を継続している。

 実力的にはワールドクラスのセスクの移籍金を支払う能力は、現在のミランにはない。期限付き移籍で加入となればコロンビア代表FWカルロス・バッカを凌ぐ唯一のワールドクラスの実力者となったが、アドリアーノ・ガリアーニCEOの苦しい交渉はまたしても失敗に終わったようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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