「われわれはまた強くなる」

 マンチェスター・シティ（マンC）のマヌエル・ペジェグリーニ監督は、第10節で対戦するマンチェスター・ユナイテッド（マンU）を一刀両断した。地元紙「ミラー」が報じた。
　激戦必至のマンチェスター・ダービーは、1日にマンCの本拠地エティハド・スタジアムで行われる。プレミア王者のマンCは昨季、マンU相手にホーム、アウェー共に3点差をつける大勝を収め、隣人を圧倒した。ペジェグリーニは今季のマンUも、いまだ改善に至っていないという見解を示している。その理由に、今季就任したルイス・ファンハール監督と新加入プレーヤーたちがいまだオールド・トラッフォードになじみめていない点を挙げた。
「ユナイテッドは非常に重要なプレーヤーたちを獲得した。しかし、何も変わっていない。新しい監督に新しい選手が集まったチームを、狙い通りにスタートさせるのは簡単なことじゃない。昨季の私に起こった出来事と同じさ。今のユナイテッドはそれに似た状況にある。それ相応の時間がかかるものだよ」
　ペジェグリーニは今夏、マンUに加わったアルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリアの獲得に乗り出していたが、UEFAの規定したファイナンシャル・フェア・プレーによりそのチャンスを逃したことも明らかにしている。そして、週末に行われるダービーについて口を開いた。
「ダービーになんのプレッシャーがあるのかさっぱりわからないね。それに、10月の段階でシーズンを占うのは難しい注文だよ。プレミアリーグもまだ9試合しか行われていないし、チャンピオンズリーグだってどうなるかわからない。しかし、われわれはまた強くなる。昨季の後半がそうだったようにね。そこに疑いはない」
　公式戦において、ここ3試合連続で勝ち星を逃しているマンCであったが、昨季同クラブを優勝へと導いた知将は、あくまで強気な姿勢を貫いていた。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images