柏木故障、清武と原口の2日前合流… W杯最終予選UAE戦へ「大きな問題」とハリル嘆く
15年アジア杯8強で敗れた難敵相手に「簡単ではない」と苦戦を予感
日本代表は9月1日に、2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦となるUAE戦を迎える。バヒド・ハリルホジッチ監督は打倒日本に向けて2カ月間準備をしてきたUAEに対し、わずか2日の準備期間となった苦しい現実を強調。浦和MF柏木陽介の故障、セビージャ清武弘嗣、ヘルタ原口元気の両MFが試合2日前に合流したことなど、苦しい胸中で嘆きを連発している。
「最終予選ということで、我々にとっては勝利すべき大事な試合です。すでにいろんな準備をしてあり、いろんな困難もあるが、それに向けてしっかりトレーニングしてきたし、明日は重要な試合をしっかり戦えるように期待している」
埼玉スタジアムで行われる最終予選初戦に向けて、指揮官は闘志をたぎらせた。ハリルジャパンの欧州組でもドルトムントMF香川真司、レスターFW岡崎慎司らがレギュラーとして活躍する一方、ACミランFW本田圭佑は2試合連続で出番なしとコンディションにばらつきがある。セビージャ清武弘嗣とヘルタ原口元気は、試合2日前の合流となった。その一方、相手のUAEは政府のバックアップも受け2カ月間の準備期間を経てこの戦いに臨む。
「彼らは2カ月かけて準備して、私は2日間しかなかった。だからといって、野心がないわけではない。2人の選手に関しては今のところ良い食事が取れているし、寝れている。明日は少し難しい状況かもしれないが、彼らとしっかり話をしよう。それは我々の大きな問題です」
UAEは合宿で時間的に日本の30倍もの周到な練習を積む準備を重ねてきた一方、指揮官は清武と原口を例に挙げ、2人のコンディションが代表にとっての大きな問題だと弱音を漏らしている。