退団希望のC・ロナウドが契約解除の申し出 マンUは放出拒否で主張は真っ向から対立
チームの競争力低下、CLタイトル挑戦を理由に移籍を望むロナウド
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは今夏の退団を希望しているなかで、クラブに契約解除の申し出を行ったと英紙「デイリー・メール」が報じている。クラブ側は断固として放出を拒否しているようで、話し合いは平行線を辿っているようだ。
ロナウドは昨夏、2009年以来12年ぶりにユナイテッドに復帰。プレミアリーグで得点ランク3位の18得点をマークするなど健在ぶりを示した。
しかし、その一方でチームは6位と低迷。22-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した。今夏の移籍市場で思うように補強が進まなかったこともあり、ロナウドはチームの競争力低下などを理由に退団を希望しているという。
家庭の事情を理由にタイとオーストラリアへのプレシーズンツアーには不参加だったロナウドは、26日にキャリントン練習場へ戻り、代理人のジョルジュ・メンデス氏とともにクラブと話し合いの場を持ったという。そこでロナウドはCLに出場するため、残り1年となった契約の解除を申し出たという。退団の意志は変わっておらず、CLタイトルに挑戦できるチームへと移籍を望んでいる様子だ。
一方のユナイテッドもロナウドを売却する方針はなく、残留を望むスタンスに変わりはないと反論。また、他クラブからの獲得の打診がないことも伝えているという。ロナウドを手放すつもりがないクラブ側と、CL出場を熱望するロナウド側の主張は真っ向から対立する格好だ。
今季からチームの指揮を執るエリック・テン・ハフ監督はロナウドがチームの構想に入ると示唆しているが、CL出場権を持たない“赤い悪魔”に残ることはあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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