森保ジャパン、韓国戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 カタールW杯へ好アピールの“満点評価”3人は?
町野&相馬は3ゴールをマークして大会得点王を獲得
<MF/FW>
■岩田智輝(横浜F・マリノス)=★★★☆☆
守備を固めた韓国に対して、日本が押し込む展開となったなかで、相手にカウンターを許さない巧みなポジション取りと的確なつぶしを見せた。攻撃面でも相手が捕まえにくい低い位置から前線へ飛び出していき、チャンスに絡む。後半11分に西村のパスを受けて放ったシュートは決めたかった。
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■西村拓真(横浜F・マリノス)=★★★☆☆(→後半33分OUT)
前半はなかなかリズムに乗れていなかったが、前線からの守備のタスクを懸命にこなす。より攻撃に絡めるようになった後半は、チームが一気に勢いづいた。そのなかで後半11分に岩田のシュートチャンスを作り、町野の3点目にも絡むなど、横浜FMのチームメートたちとはさすがの連係の良さを見せた。
■町野修斗(湘南ベルマーレ)=★★★★☆
前半1分に枠を捉えるシュートを放ち、最前線から勝ちに行く姿勢を示してチームを引っ張る。森保ジャパンのセンターフォワードに求められるポストプレーをこなしながら、ゴールへの気持ちを途切れさせなかった。2点リードの後半37分にゴール前にしっかりと詰めて、自身の目標としていた大会通算3点目のゴールを挙げた。
■相馬勇紀(名古屋グランパス)=★★★★★(→後半42分OUT)
1得点1アシストの大活躍で、日本の逆転優勝の立役者となり、大会得点王とMVPのW受賞を果たす。合わせる時間が短かったせいか、前半39分のクロスなど、パスの出し手としても、受け手としても、周囲との連係が合わない場面もあったが、それを補って余りある個の力を随所に見せた。2列目は森保ジャパンの最激戦区であるが、今後の招集にも期待が懸かるパフォーマンスだった。
■水沼宏太(横浜F・マリノス)=★★★★☆(→後半14分OUT)
前半、最大の決定機となった34分のシュートシーンでは、しっかりとボールを枠に飛ばしたが、GKの正面を突いて親子での日韓戦代表初ゴールは実現できず。それでも右サイドで小池と好連係を見せ、チャンスにつながるクロスを上げ、クロスをおとりに切り込むなど、堂々たるプレーを見せた。
■藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)=★★★★★(→後半42分OUT)
前半も決して悪くはなかったが、アピールとしては物足りなかった。それでも後半に入ると、自分の居場所を見つけたかのように躍動。絶妙なループパスで先制点をアシストすると、その後も自陣から敵陣に幅広く動きながら、韓国の守備が対応しにくいポジションを取り、パス回しの中心となる。ダメ押しとなった町野の3点目にもしっかり関与し、森保監督に猛アピールした。