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“リトル・モーツァルト”が15年ぶりに母国の名門に帰還! 「レジェンドが戻ってきた」
アーセナル退団のロシツキーが古巣スパルタ・プラハと2年契約
アーセナルを契約満了となったチェコ代表MFトーマス・ロシツキーが、プロデビューを果たした母国のスパルタ・プラハと2年契約を結ぶことで合意に達し、2001年以来、実に15年ぶりの古巣復帰を果たすことになった。クラブは公式ツイッターで「レジェンドが戻ってきた」と伝えている。
ロシツキーはスパルタ・プラハの下部組織で育ち、1999年に18歳でトップデビューを果たすと、リーグ制覇を経験した。2年後にはドイツの強豪ドルトムントへ渡り背番号「10」を託されると、一躍スターダムを駆け上がった。2006年からはアーセナルでプレー。今夏に10年間所属したガナーズから退団することが決まっていた。
新天地は古巣であるチェコの名門スパルタ・プラハに決まった。実に15年ぶりとなるロシツキーの復帰をクラブも大歓迎。公式サイトは「ついに実現した! トーマス・ロシツキーがボルシア・ドルトムントとアーセナルでの成功を経て、彼のクラブに戻ってきた」と大々的に報じている。
今夏の欧州選手権にもチェコ代表の主将として出場したロシツキーだが、グループリーグ第2戦のクロアチア戦で太ももを負傷し、大会途中に戦線離脱していた。代表105キャップ23得点を記録する母国の英雄だが、負傷によって近年はアーセナルでも十分な活躍を見せることができなかった。その華麗なボールタッチと攻撃センスから“リトル・モーツァルト”の愛称で知られる男が、古巣で完全復活を果たすことができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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