森保監督、優勝“国内組”から9月欧州合宿で招集したい選手が「います」 大会3得点の相馬&町野や20歳藤田ら躍動
日本はE-1選手権で韓国を撃破し優勝を飾った
日本代表の森保一監督は7月27日のE-1選手権の最終戦、韓国戦に3-0で勝利して優勝を飾ると、国内組のみで臨んだ大会を終えて今後の海外組も交えた代表活動に招集したい選手がいることを明らかにした。
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日本は集合から2日で19日に初戦の香港戦(6-0)に臨み、中4日で24日に中国戦(0-0)、中2日でこの韓国戦だった。それでも香港戦と韓国戦には横浜F・マリノス、中国戦にはサンフレッチェ広島の選手を多くスタメン起用するなどクラブで確立された組み合わせを生かしながら大会を乗り切った。
それと同時に今大会で焦点になっていたのは、11月のカタール・ワールドカップ(W杯)へ選出を果たす注目株が生まれるかどうか。前線では3試合を通じてFW町野修斗が3得点したほか、FW西村拓真も2得点。中盤では2024年パリ五輪を目指す世代のMF藤田譲瑠チマが堂々とプレーし、両サイドではMF水沼宏太やMF宮市亮といったキャリアの中で苦労を重ねてきた選手が力を示し、スピードと突破力をアピールしたMF相馬勇紀も韓国戦で1ゴール1アシスト、大会通じて3ゴールの活躍だった。
そうした選手たちのプレーぶりから、森保監督はW杯前の最終活動となる9月の欧州合宿に連れていきたい選手がいるかという質問に「います」と明言。さらにW杯を見据え「候補に入る選手は何人もいた。選ぶかどうかは視察を重ね、これまでの活動とW杯に向けてというところで、選手の情報をさらに集めて決めたい」と、今後のリーグ戦でのプレー次第でチャンスが広がると話した。
今回のW杯は今までと違い、11月に各国がリーグ戦を中断した数日後には大会が開幕する。事前合宿を行うことが不可能なため、このE-1選手権からの成長を見せるにしても、W杯行きの切符をつかむためには9月の時点で代表入りすることが絶対条件だろう。
日本が前回に優勝した2013年大会では、アルベルト・ザッケローニ監督が活躍した選手の中からFW柿谷曜一朗を翌年のブラジルW杯に選出した。優勝という結果を残したJリーグ勢からW杯への道を切り開く選手が出てくるか注目される。
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