黄金期を支えたミラン元主将が古巣に提言! 低迷脱却へ「有能なレジスタを獲得すべき」
モンテッラ監督なら「使いこなせる」
現在のミランでは主将のイタリア代表MFリッカルド・モントリーボがそのポジションを務めているが、アンブロジーニ氏はその実力不足を指摘している。そして、より技術的に優れた選手を獲得できれば、フィオレンティーナ時代に元チリ代表MFダビド・ピサーロをチームに落とし込んだように、モンテッラ監督には使いこなす能力があると指摘している。
中国資本に株式の99%以上を売却することで合意しているものの、正式契約が果たされていないため補強資金は届いていない。資金難からミランは今夏も“格安補強路線”を継続し、ビッグネームは獲得できていない。モンテッラ監督は「小切手を別の住所に送った」と、中国人オーナーに対するジョーク発言を行って後に釈明する事態になったが、補強に満足できていない様子が見え隠れしている。
今夏の獲得リストの筆頭が、右ウイングのポジションを日本代表FW本田圭佑と争い、レギュラーを確保しているジェノアからのレンタル復帰組のFWスソという、非常に寂しい状況になっている。タイムリミットが迫る移籍市場だが、ミランはアンブロジーニ氏の提言の通りにレジスタ獲得に動くことはあるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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