トットナムで苦境の韓国代表エースが移籍報道を否定 ドイツ復帰の可能性には含みも…

ヴォルフスブルクからの34億円オファー報道は「何も聞いていない」

 去就問題が浮上しているトットナムの韓国代表FWソン・フンミンが、自身の去就について「移籍については何も聞いていない」とオファーの存在を否定している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。

 ソンにはブンデスリーガ復帰の噂が浮上している。独紙「ビルト」は、ヴォルフスブルクが3000万ユーロ(約34億円)でオファーを送ったと報じているが、本人は否定している。ソウルで行われるロシア・ワールドカップ最終予選の中国戦に出場するため、韓国代表に合流しているソンが移籍に関する話題に口を開いた。

「僕は移籍に関して何も聞いていない。スタジアムの外のことについては考えたくない。フットボールをプレーすることだけに集中したい。移籍の噂が明るみに出るのはいいことではない。だけど、ドイツでは僕が受け入れられているということは意味ありげだと思うよ」

 移籍に関して含みをもたせるような発言にも取れるが、現時点でソン自身の元に届いている獲得オファーはないようだ。

 昨季プレミアリーグ3位と躍進したトットナムでは、分厚い選手層のなかでバックアッパーに甘んじているソン。リオデジャネイロ五輪に参戦したことで今季はさらに出遅れた感もあるが、このまま熾烈なポジション争いに挑むのか、それとも慣れ親しんだドイツに戻って再起を図るのか。31日の移籍マーケット閉幕まで残された時間は少ないが、韓国代表のエースはどのような決断を下すのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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