「失望」に終わった“広島選抜” 森保監督の中国戦采配にブラジルメディア言及「引き分けの恥ずべき事態は回避できず」
中国相手に0-0のドロー 宮市が最高点、若い細谷が最低点に
日本代表(FIFAランキング24位)は7月24日、豊田スタジアムで行われたE-1選手権第2戦で中国代表(同78位)と対戦し、0-0の引き分けに終わった。事実上の“格下”に勝利を逃した日本に関して、ブラジルメディアは森保一監督の采配に厳しい評価を下している。
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森保監督は中国戦で、GK大迫敬介、DF荒木隼人、DF佐々木翔、MF野津田岳人、MF森島司とサンフレッチェ広島の選手を5人起用。5-4-1システムで低い位置にブロックを形成し、激しい守備も見せる中国に対して、ボール保持率65.4%対34.6%と上回ったが、最後の局面で崩し切れない時間が続いた。急造チームながら、シュート数でも20対4と上回ったものの、最終的に0-0ドローに終わっている。
ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、「“広島選抜”は失望に終わる」と見出しを打ち、中国戦に出場した日本代表の16選手と森保監督を採点(10点満点)した。
悔しいドローのなかで、最高点となったのはA代表初先発を飾ったFW宮市亮(横浜F・マリノス)の「6.5」。「右サイドでいいプレーをした。いくつかのクロスはアシストに変わる可能性があった」と、69分間のプレーを評価した。
一方で、最も低い評価となったのはFW細谷真大(柏レイソル)と森保監督の「5.0」。シュート3本を放つも不発に終わった細谷に関しては「中国のディフェンスに完全に封じ込まれ、失意のデビュー戦」と触れ、森保監督については「サンフレッチェ広島の選手たちの相性に懸けたが、チームで採用されているものとは違うシステム、ポジションで上手く機能しなかった。ハーフタイムに選手交代でチームのリズムを変えることもしなかった。調子が良くない森島を(左サイドで)使い続けたのはなぜか。実力の劣る相手(中国)にホームで引き分けるという恥ずべき事態は回避できなかった」と厳しい評価となった。