バイエルンとの契約は2016年まで

　バイエルン・ミュンヘンの指揮官ジョゼップ・グアルディオラが、アーセナルの監督に就任する可能性が浮上している。地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じた。
　昨季からバイエルンを率いるグアルディオラだが、以前からチェルシーやマンチェスター・シティなど、プレミア勢から強い関心を抱かれてきた。自身もマンチェスター・ユナイテッドを率いることに興味があることを認めており、将来的にイングランドの地に足を踏み入れる可能性が高いと伝えられていた。
　グアルディオラは、バイエルンとの契約が2016年までとなっているが、親しい知人には契約延長をする意志がないことを表明しているという。また、アーセン・ベンゲル監督も、来シーズンいっぱいでエミレーツを離れる可能性が取りざたされており、アーセナルはスペイン人指揮官の招聘に乗り出す方針を固めているとのことだ。
　しかし、マンチェスターの両クラブに関しても、今季の結果次第で、バルセロナに黄金期をもたらした世界屈指の名将の招聘に動く可能性があるとも伝えられている。
　バルセロナ時代には、当時レアル・マドリードを率いていた現チェルシー指揮官のジョゼ・モウリーニョとの、異なる哲学を持ったトップクラスの名将対決として注目を集めてきた。プレミアリーグで再び両者があいまみえる瞬間も、そう遠くはないのかもしれない。その場合、愛称である「ペップ」の名がスタジアムに響き渡るのは、一体どのクラブになるのか。その動向から目が離せない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images