槙野智章、野津田岳人の代表デビューに感慨 「当時、『将来は日本代表になりたい』と言っていた」
広島とプロ契約直後、岡田監督が率いた横浜FMでプレーした“槙野エピソード”も披露
日本代表は7月24日に行われたE-1選手権の第2戦で中国代表と対戦し、0-0で引き分けた。27日に行われる韓国との第3戦に勝てば優勝できる日本だが、カタール・ワールドカップ(W杯)出場を逃した中国からゴールが奪えずに、不安の残る戦いぶりとなった。
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この中国戦では、先発した4選手が代表デビューを果たした。28歳のMF野津田岳人は、世代別代表にも選出されていたが、プロ入り後はなかなかレギュラーに定着できず。昨シーズンもサンフレッチェ広島から、J2のヴァンフォーレ甲府へレンタル移籍していた。甲府で成長を遂げ、今季は広島でレギュラーに定着し、今回、初めて日本代表に選ばれた野津田だが、この試合のテレビ解説を務めたヴィッセル神戸の元日本代表DF槙野智章にとって野津田は、特に思い入れの強い選手だった。
広島の下部組織出身で、2006年にトップチームに昇格していた槙野は、「個人的に野津田に注目したい。広島時代、地元の小学校訪問に行った時、その教室にいた生徒が、小学6年生の野津田だった。当時、『僕の夢はサッカー選手。将来は日本代表になりたい』と言っていたので、感慨深いものがある」と、野津田と出会った時のエピソードを披露した。
これを聞いた元日本代表の岡田武史氏が「ということは、槙野さんも、結構な歳ですね」と反応すると、槙野は自身を初めて日本代表のトレーニングキャンプに招集した元監督に対して、「35歳になりますから」と返した。
すると、今度は岡田氏が感慨深くなったのか、槙野との初対面のエピソードを披露。「最初に会ったのは、18歳くらいの時かな。当時、横浜F・マリノスの監督をしていた時、練習試合をしたのだけれど、怪我人が多くて選手が足らなくなった。広島の監督に『1人貸してくれ』と頼んで、来たのが槙野だった」と、横浜FMの監督と広島の選手という間柄ながら、ともに練習試合を戦った過去を明かした。
すると槙野も、「入団会見を終えた後に、違うチームのユニフォームを着るという、ものすごく面白いことがありました」と、トップチーム昇格後の2006年の珍事を懐かしんだ。