森保ジャパン、中国戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 アピール不足で唯一の“最低評価”は?

(左から)佐々木翔、野津田岳人、宮市 亮、細谷真大、相馬勇紀【写真:高橋 学】
(左から)佐々木翔、野津田岳人、宮市 亮、細谷真大、相馬勇紀【写真:高橋 学】

中国とスコアレスドロー、出場メンバー16選手を5段階査定

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、7月24日に豊田スタジアムで行われたE-1選手権第2戦の中国戦(FIFAランキング78位)に臨み0-0で引き分けた。初戦の香港戦で6-0と圧勝した日本は、カタール・ワールドカップ出場を逃した中国を押し込んだもののゴールを奪えず、2連勝とはならなかった。

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 チームとして十分な準備が取れないなか、右サイドを横浜F・マリノスのコンビ、左サイドをサンフレッチェ広島のコンビで固め、クラブでのユニットを用いて連係面での不足を埋めようとした日本だったが、韓国に0-3と完敗した相手からゴールを挙げることができなかった。ここでは各選手たちのパフォーマンスを振り返るべく、出場16選手を5段階評価(最高が五つ星★★★★★)で査定する。

◇  ◇  ◇

<GK>
■大迫敬介(サンフレッチェ広島)=★★★☆☆
 開始直後のファーストプレーで受けたシュートに対して、驚いたような対応になった。それ以降は、守備機会はほとんどなかった。足元でのボール処理が求められる場面では、相手のチェイシングにも慌てずに、落ち着いたボールさばきを見せた。

<DF>
■小池龍太(横浜F・マリノス)=★★★☆☆
 横浜FMのチームメイトである宮市と右サイドでコンビを組み、背後を堅い守りで支えた。守備で与えられていた役割をこなしつつ、カウンター気味に攻め上がれるタイミングを逃すことなくサポートに入ってクロスも上げた。

■中谷進之介(名古屋グランパス)=★★★☆☆
 カウンターを狙ってくる中国に対して、基準点を作らせないインターセプトを見せた。後方からのパス捌きも安定しており、及第点のプレーを見せる。佐々木がベンチに下がった後半17分からはキャプテンマークも巻いた。

■荒木隼人(サンフレッチェ広島)=★★★☆☆
 日本が圧倒的に押し込む状況で、守備陣にとっては集中を保つのが困難な状況だったが、持ち前の空中戦の強さを生かし、ハイボールを弾き返す。ビルドアップではボールを縦に入れる機会はあまりなく、無難なプレーを見せた。

■佐々木翔(サンフレッチェ広島)=★★★★☆(→後半17分OUT)
 キャプテンマークを巻き、こぼれ球を拾ってチーム最初のシュートを放って、積極的なプレーを見せる。最終ラインの選手に最も求められる守備力で安定感を示しながら、中国の守備の穴を突く前線へのパスで攻撃面でも貢献した。

■杉岡大暉(湘南ベルマーレ)=★★☆☆☆(←後半17分IN)
 高い位置取りをして、中国の守備ブロックを広げようとしたものの、ボールを受けてから効果的なプレーはほとんどできず。相馬の投入後は好連係を見せる場面もあったが、相馬の折り返しから得た決定機では、シュートを決め切れなかった。

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