「成長率が落ちていないと見せつけたい」 アジア各国に肉薄されるハリルJに本田が危機感
W杯アジア最終予選初戦の相手は15年アジア杯の8強で敗れたUAE
ACミランの日本代表FW本田圭佑が、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けて埼玉県内で合宿中のハリルジャパンに合流した。9月1日のホーム初戦で対戦する相手は、2015年アジアカップ準々決勝でPK戦の末に敗れたUAE。アジアでの覇権を失った日本代表は他国とのレベル差が狭まっているが、本田は「相対的に成長率が落ちている。追いつかれているということになる。僕はそうじゃないというものを見せたい」と危機感を募らせている。
ミランではリーグ開幕2試合連続のベンチスタートで出番なしに終わり、試合勘の欠如が不安視されるが、本田自身はコンディションについては不安はないと主張している。
「個人的には良いですけどね。実際にやってみないと分からない部分もある。問題ないという状況にしないと試合に出る意味がないし、心身ともに準備はできているつもり。練習と本番は違いますし、UAEもしっかり準備してきているでしょうから、戦術の駆け引きも出てくる」
本田が語るように、UAEは約2カ月間の準備期間を経て日本戦に臨んでくる。バヒド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表会見で「政府もバックアップする」と語ったように、まさに国を挙げて代表チームをサポートしている。ハビエル・アギーレ前監督が率いた昨年1月のアジアカップでは準々決勝で対戦し、延長120分間を1-1で終えPK戦の末に敗れた。その相手について、本田は着実に強化されていることを肌で感じているという。