C・ロナウド、“禁断の移籍”へ前進か アトレティコのグリーズマン放出が浮上「予算を確保」と海外指摘
チーム最高給取りのグリーズマン放出? “ロナウド資金”調達への動きに海外注目
スペイン1部アトレティコ・マドリードが、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドからの退団希望を出しているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの獲得に向けて動き始めているようだ。英紙「サンデー・タイムズ」は予算を確保するために、チーム最高給取り選手であるフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを放出する用意があると報じた。
昨夏、12年ぶりにユナイテッドへ復帰したロナウドだが、昨季プレミアリーグで6位に終わり、チームの競争力に疑問を持ち始めていることから移籍を希望していると伝えられている。フランス1部パリ・サンジェルマン、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘン、イングランド1部チェルシーなどメガクラブ移籍の噂は浮上したが、進展はなかった。
そうしたなかで現在浮上しているのはスペインのアトレティコだ。財政的な問題からロナウドを獲得するためには選手の放出はマストのようだが、アトレティコがロナウド分の予算を確保するために週給35万ポンド(約5700万円)を受け取るグリーズマンを放出する用意があるという。そのためにアトレティコはPSGにグリーズマン獲得のチャンスを提供したものの、現時点でPSGは興味を示していないという。
グリーズマンは昨夏にスペイン1部バルセロナから期限付き移籍で加入し、レンタル契約2年目で今季もアトレティコでプレーする。年俸はアトレティコが負担しており、条件を満たせば4000万ユーロ(約56億円)での買取義務が発生する。しかし、ロナウドという新たなゴールゲッター獲得のためなら手放す可能性があるようだ。
シメオネ監督率いるアトレティコ移籍を熱望しているともいわれるロナウドだが、古巣レアル・マドリードの宿敵であるクラブへの禁断の移籍は実現するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)